盗難被害のあった日本製スポーツカー(スカイライン/インプレッサ等)を販売した疑いのカーショップJ-Spec Auto Sports。見せしめ報道後1年以上が経過した今は?

J-Spec Auto Sportsが大々的に取り上げられてから1年以上…あれから何も取り上げられていないのはナゼ?

さてさて、2020年5月末に大きな話題となった「日本製スポーツカーが盗難被害に遭い、その後アメリカのカーショップにて販売されていた」という報道について。

これはアメリカのカーショップJ-Spec Auto Sports(ジェイ・スペック・オート・スポーツ)が、販売している車両やパーツ類が「盗難車だとわかっていて販売したのか」、それともJ-Spec Autoの仕入れ先の一つでもある千葉県のJDM RACING JAPANが盗難に大きく関与していたのかについては明らかになっていないものの、その後国内ニュースや各種カーメディアでも「見せしめ」目的で大々的に取り上げられるほど。

そもそも、このような問題がどうして発生したのか?1年以上が経過した現在はどうなっているのか?チェックしていきたいと思います。

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きっかけは日本人オーナーの国産スポーツカーが盗難被害に遭い、その後の行動がSNSで拡散されたこと

そもそもどうして、アメリカのカーショップJ-Spec Auto Sportsがこのような疑いをかけられてしまったのかというと、日本人オーナーが所有する国産スポーツカーがある日盗難被害に遭ってしまったことがきっかけでした。

日本人オーナーはその後、盗まれた愛車を探すも全く見つからず、国内外でJDMスポーツカーの中古車検索をかけたところ、J-Spec Auto Sportsがヒットし、自身が所有していたスポーツカーと全く同じものが掲載されていたため、これをSNSにて拡散した結果、他にも同様の盗難被害→同カーショップにて販売されていたことが続々と発覚。

J-Spec Auto Sportsは盗難車を販売したことに対しては未だ謝罪していない

その後、この情報を各メディアなどが報じ、千葉県のJDM RACING JAPANに取材で押しかける事態となったため、その後の更なる取材にてJ-Spec Auto Sportsが公式声明文で「盗難車を販売した可能性がある」ことを認めることに。

とはいえ、J-Spec Auto Sportsはあくまでも「盗難車を販売した可能性」について認めただけで、本当に盗難車を販売したことについての謝罪文は一切記載せず、被害を受けた日本人オーナーに同情しただけだったので、これがかえって大炎上することに。

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なおJ-Spec Auto Sportsは、「JDM RACING JAPANAが唯一のサプライヤではない」とも説明。

そもそもJDM RACING JAPANは、パーツソーシングと物流を担当しているJ-Spec Autoのパートナー企業のバナー名になるため、アメリカでは入手できない国産パーツを仕入れている企業の一部に過ぎないことから、やはり別の関わりを持つ日本の仕入れ先を調べていく可能性も高そう(もしかしたらJDM RACING JAPANは被害者側の立場なのかもしれない)。

とはいえ、こうした事実が少しずつ明るみになっているにも関わらず、1年以上が経過した今でもこれ以上の実態が明らかになっていないのも不思議なところ(まるで1年以上前の出来事が無かったかのうようになっている)。

2021年9月25日時点でのJ-Spec Auto Sportsの公式インスタグラムをチェックしてみても、明らかに怪しい国産スポーツモデル達が販売されていますし、現在は何事も無かったかのように販売を続けているのかもしれません。

なぜこのタイミングにてJ-Spec Auto Sportsの記事を取り上げたのか?気になる続きは以下の次のページにてチェック!