なぜこうなった…(2021年)ホンダ・シビックタイプRリミテッドエディション(Limited Edition)が1,600万円にて転売中。本当に欲しい人が買えないのは残念だ

もしも6代目となる次期シビックタイプRがガソリン車だった場合、中古車相場はどのように変動するのだろうか

さてさて、2020年10月に発売されるも、事前予約段階で即完売してしまった国内200台限定となるホンダの特別仕様車シビックタイプR”リミテッドエディション”(Honda Civic Type R Limited Edition, FK8)。

200台の内訳としては、ロットNo.1~10の10台分はネット抽選、ロットNo.11~140の130台分が各県の代表ディーラーに1~2台割り振られる特別販売枠(最もタイプRが売れた店舗)、そしてロットNo.141~200の残り60台が先着オーダー枠で、先着オーダー枠はいわば「早い者順」となりますが、この先着枠は受付け開始僅か6秒で完売するほどの人気っぷりでした。

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そんなリミテッドエディションですが、本来であれば投機目的や転売目的で販売されたモデルではなく、真のタイプR好きのオーナーのためだけに作られた特別な一台だったのですが、2021年11月時点での中古車市場では、新車価格よりも2倍~3倍の価格にて転売されています。

早速チェックしていきましょう。


新車価格は550万円のリミテッドエディションだが、中古車市場では約1,600万円にて販売中

まずは中古車サイト・グーネット(Goo-net)にて販売されているリミテッドエディションを見ていきましょう。

販売元は、東京都世田谷区にあるフェニックス・スズキ二子玉川店さんで、走行距離は僅か27kmと非常に少なく、恐らくは投機目的に購入された一台だと予想。

そして驚きなのが中古車両本体価格で、何と新車価格550万円の3倍近くとなる約1599.9万円と超高額。

価格帯だけを見ると、ランボルギーニ・ガヤルド(Lamborghini Gallardo)やフェラーリF430の中古車が購入できるレベル。

恐らくは「最後のガソリンモデル&特別仕様車」という意味合いも込めてのプレミア価格だと思われますが、6代目となるフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプRがハイブリッドモデルではなく、ガソリンモデルだった場合、現在の中古車相場がどのように変化するのか気になるところ。

ロットナンバーは「130」の特別販売枠

ちなみにこの約1,600万円の個体のロットナンバーは「130」で、特別販売枠で購入された一台ということになりますが、そもそも特別販売枠は、過去にシビックタイプRを購入されたオーナーなどが対象になるともいわれているため、どのような経緯で売却の流れとなったのか非常に気になるところでもあります。

4,000km走行済みでもレクサス新型LX600が購入できる金額に

続いては、中古車サイト・カーセンサーにて販売されているリミテッドエディションを見ていきましょう。

販売元は、愛知県知立市にあるくるまステーションチェリー刈谷さんで、走行距離は4,000kmとそれなりに走られていますが、中古車価格は新車価格よりも2倍以上となる1,300万円。

この価格帯だと、2022年1月12日に発表・発売予定となっているフルモデルチェンジ版・レクサス新型LX600のベースグレードとオフロードグレードが購入できる金額に。

実際に購入される方がいらっしゃるのかは不明ですが、こういった金額を見てしまうと、「本当にシビックタイプRリミテッドエディションを購入したい人が、正規の価格で購入できない」というのは残念なところ。

ロットナンバーは「77」の特別販売枠

ちなみにこちらのロットナンバーは、先ほどの番号よりも若いゾロ目の「77」。

恐らくネット抽選枠のNo.1~10は更に高額な価格設定になると思われますが、今後中古車市場にて登場するのかも気になるところではあるものの、これをきっかけにホンダ側も、NSX Type S同様に超限定モデルに限り「転売禁止」に関する誓約書にサインを求めるようなシステムを導入するのか注目したいところです。

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