【価格は日本円で約372万円から】中国・三菱の新型エアトレックの実車が世界初公開!内外装共に質感は高めだが、ちょっと残念なポイントも
新世代ピュアEVクロスオーバー&補助金込みで300万円台から購入できるのは有難いかも
さてさて、2021年11月19日に中国市場向けとなる新世代ピュアEVクロスオーバーの三菱・新型エアトレック(Mitsubishi New AIRTREK)が世界初公開されましたが、今回遂に量産仕様の価格帯や一部装備内容、そして実車が特別に展示されたとのことで、中国メディアAutohomeが取上げています。
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広汽三菱(GAC Mitsubishi)は、中国の広州汽車集団と三菱商事、三菱自動車による車両生産・販売合弁企業で、今回正式に発表・発売される新型エアトレックも、広汽三菱での製造・販売となるため、現時点では日本市場での販売予定は無いとのこと。
そして新型エアトレックのベースとなっているのが、実は中国のEVブランドとなるAionで、このメーカーが2020年6月より販売しているAion V(アイオン・ファイブ)に採用されているアルミ製EVプラットフォームGEP2.0を始め、様々なパーツを流用しつつ、三菱色に改良を加えたのがエアトレックになります。
早速、広汽三菱が正式に発表した新型エアトレックを見ていきましょう。
新型エアトレックは、フロントマスクだけで三菱だとわかるほどに個性的
こちらが今回公開された新型エアトレックのエクステリア。
グレードは”ハードコア”と呼ばれる上位タイプのようで、基本的な主要装備は以下の通り。
◇全長4,630mm×全幅1,920mm×全高1,728mm、ホイールベース2,830mm
◇音声対話による操作機能
◇AR技術によるナビゲーションシステム
◇スプリットLEDヘッドライト(IHBCファーライトスイッチ付)
◇ポップアップ式ドアハンドル
◇メモリー機能付き8way式電動パワーシート(運転席)
◇シートヒーター/シートベンチレーション
◇インテリジェントドライビングサポート(レベル2)
◇ワイヤレス充電
◇LEDルームランプ
◇電動格納サイドミラー
◇アラウンドビューモニター
クロームアクセントとシルバー加飾でオラオラ顔に
真正面から見てみるとこんな感じ。
三菱のアイデンティティともいえるダイナミックシールドグリルを採用し、グリルフレームはクロームアクセント仕上げ、グリルに設けられた三本の水平基調バーはシルバー塗装仕上げ。
そしてグリルフレームの上部が、釣り目タイプのLEDデイタイムランニングライトと、下部の三眼LEDヘッドライトの間を通す形のシャープなレイアウトに設定され、これまでの三菱とは大きく異なるデザインに仕上げられています。
ヘッドライトを更にズームアップしてみると、上部のLEDデイライトは5つのセクションに分けられ、下部のLEDヘッドライトは立体的な三眼LED、更に下部には水平基調のLEDフロントウィンカーらしきもの、そして垂れ下がりのクリア部分は、おそらくハイビームではないかと予想されます。
都会派とオフロードを上手く両立するサイドビュー
サイドビューはこんな感じ。
非常にファッショナブルでありながら、フロント・リヤフェンダーにはコンパクトな樹脂モールを装着することで、オフロードっぽくも見えたり、都会派のような引き締まったデザインにも見えたり。
ちなみにボディカラーは全4色とのことで、今回展示されたエレクトリックホワイトと呼ばれるモノトーン以外にも、ブラックやイオングレーと呼ばれるモノトーン、そしてホワイト×ブラックの2トーンと、意外にも明るめのカラーは無し。
足もとにはブーメラン形状の特殊なアルミホイールを装着し、どことなくエアロカバー付きホイールのような見た目を演出しますが、シンプルなグレーのブレーキキャリパーを隠れるように配置しているのもユニーク。
リヤビューは全体的にシンプルで、リヤテールランプの逆L字型はフロントとの統一感を持たせていますね。
なお広汽三菱曰く、こうした逆L字型の立体的なテールランプを採用することで、優れた照明効果が得られるとのことですが、リヤウィンカー含めてどのように点灯するのか非常に気になるところです(おそらくリヤウィンカーは縦基調のクリア部分と予想)。
新型エアトレックのインテリアは新世代のデザイン言語を採用し先進的に…一方でちょっと残念なポイントも?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!