【悲報】日産シーマ/フーガ/V37スカイラインHV/マーチが2022年夏頃に廃止予定…フルモデルチェンジの予定は?2023年の新たな挑戦に向けての布石?

2022-08-31

まさか2022年の夏に日産のセダン勢が廃止になるとは…

さてさて、以前より度々報道されてきた日産シーマ(Nissan Cima)/フーガ(FUGA)/V37スカイライン・ハイブリッド(V37 Skyline Hybrid)の三大セダン勢に加え、コンパクトハッチバックのマーチ(March)までも2022年夏頃に廃止予定となっています。

いつもお世話になっている日産ディーラーや信頼できる情報筋より、具体的には2022年8月にまとめて廃止予定となっているとのことで、しかしV37スカイラインはあくまでもハイブリッドのみ廃止で、ターボ系のガソリンモデルに関しては引き続き販売を継続するとのことです。

日産のフラッグシップセダンともいえるシーマ/フーガについては、SNSなどでも生産・販売終了説が浮上し、一方で一部の自動車情報誌ではフルモデルチェンジ版・新型フーガe-POWERが登場する?といった噂が浮上していましたが、今回の「廃止」はちょっと意味深。


廃止といえど、今後一切日産のセダンが販売されないというわけではなさそう

なお先述にもある通り、シーマ/フーガ/V37スカイラインHVが2022年夏頃に廃止となるのも、「今後一切日産のセダン勢がラインナップされなくなる」というわけではなく、もしかすると2023年以降より新たなセダン(e-POWERやEV?)もしくはフルモデルチェンジ版がラインナップされることへの布石なのでは?とも考えたり(じゃなければV37スカイラインのハイブリッドだけ廃止にし、ガソリンターボだけ残すのはちょっとおかしい)。

以下の関連記事にもある通り、日経新聞が大々的に報道した「シーマ/フーガ/V37スカイラインの開発中止」に対し、日産側は「スカイラインの開発を諦めない」ときっぱり否定していましたし(シーマ/フーガについては否定しませんでしたが…)、この否定の裏には何か特別な理由があるのかもしれません。

フーガはe-POWERモデルが追加されるとの噂もあった

ちなみに以前より噂されていたフルモデルチェンジ版・新型フーガについてですが、これは自動車情報誌マガジンXさんが過去に報道していたもので、現行モデルの排気量2.5L 直列4気筒エンジンと、排気量3.5L V型6気筒エンジンは廃止となり、新型エクストレイル(New X-Trail)/新型キャッシュカイ(New Qashqai)と同じ排気量1.5LVCターボエンジン+電気モーターを組み合わせたe-POWERシステムが搭載される?との情報も。

あとは最も気になる価格帯についてですが、2019年末の一部改良場をきっかけに、インフィニティエンブレムからNISSANエンブレムへと変更されて以降、内外装デザインの大きな変化はありませんが、価格帯も以下の通り約446万円~約710万円となり、次期フーガe-POWERももしかすると更に価格アップするのでは?といった見方も。

【(2021年)新型フーガ・グレード別価格帯一覧(10%税込)】

[フーガ(2WD)]
・250GT Aパッケージ:4,463,800円
・250GT:5,027,000円
・250VIP:5,324,000円

・370GT:5,346,000円
・370GT TypeS:5,955,400円
・370VIP:6,263,400円

・HYBRID Aパッケージ:5,518,700円
・HYBRID:6,549,400円
・HYBRID VIP:7,099,400円

[フーガ(4WD)]
・370GT FOUR Aパッケージ:5,013,800円
・370GT FOUR:5,566,000円

気が付けばK13型マーチも2010年にデビューして10年以上が経過

そしてもう一つ驚きだったのが、高齢層からの高い支持を得ているマーチの廃止。

2010年にK13型としてデビューしたマーチですが、気が付けば現行モデルが販売されて10年以上が経過しています。

欧州市場ではK14型マイクラとして販売され、一方でメキシコ市場ではビッグマイナーチェンジ版として新しく発売されたばかりで、よりアグレッシブなコンパクトカーとして再び注目されていますが、日本市場向けは全く変化がないまま。

残念ながら、法規制の絡みも影響してメキシコ市場向けの新型マーチが日本に導入される可能性は限りなく低いですが、今回の廃止が次期マーチを示唆するものなのか、それともマーチの後継的な立ち位置となるe-POWER/ピュアEVが登場するかは不明ですが、今後の日産の動向には引続き注目していきたい所です。

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