(2022年)一部改良版・ホンダ新型N-BOXのちょっと残念なポイントとSNSでの反応をチェック!「予防安全装備が充実してもアレが設定されなかった」「特別仕様車STYLE+ BLACKのカラーが少なすぎる」等

熟成且つ洗練されたホンダの代表格・新型N-BOXも、あと少し頑張れば完璧に近づけるかも

さてさて、2021年12月16日に発表・発売予定となっているホンダの一部改良版・新型N-BOX/N-BOX Customと、Nシリーズ生誕10周年を記念した特別仕様車N-BOX Custom STYLE+ BLACKですが、このモデルの実車をいち早く拝見させていただき、内外装インプレッション記事も公開済み。

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今回の一部改良では、内外装デザインの変更はないものの、待望の電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドや、渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール[ACC]/夜間歩行者対応パーキングシステムが標準装備されるなど、主に安全性やドライビングサポート面での大幅改良が施されました。

ただしその一方で、「ここはもう少し頑張ってほしかった!」というポイントもいくつかあり、その点はおそらく2022年末の一部改良、もしくは2023年以降のフルモデルチェンジのために温存しておくのでは?といった見方もできるため、「敢えてアノ装備は設定しなかった」ということも考えられるかもしれませんね。

早速、新型N-BOXをインプレッションしてのちょっと気になる&残念なポイントを見ていきましょう。


(2022年)新型N-BOXでは、フロントパーキングセンサーが設定されない

まずは私自身もしっかりと確認できていなかったパーキングセンサーについて。

パーキングセンサーシステムは、駐車時や出庫時、狭い路地などでの右左折などに、自車の前後の障害物を検知し、ドライバーへ「ピッピッピッ!」と警告音で注意を促すことで運転負荷を軽減する機能の一つ。

車両の前方(後方)に搭載したソナーセンサーが、周辺の障害物を検知し、音とナビゲーション画面で知らせ、さらに障害物までの距離に応じて音とインジケーターの色を変えることで警告も促す便利機能なのですが、残念なことに新型N-BOXでは、2021年モデル同様に車体後方のみソナーセンサーが標準装備され、前方部分には装備されません。

軽自動車でフロントフードも短めなので、サイズ感さえ把握していれば特に心配する必要はないものの、よくよく考えるとN-WGNではフロント・リヤにソナーセンサーが装備されているため、「なぜN-BOXでは装備しなかったのだろうか?」という疑問も。

これもおそらくは、2022年末の一部改良もしくは、2023年以降のフルモデルチェンジのタイミングにて標準装備にしてくるところだと考えられますが、その一方で何でもかんでも標準装備化してしまうと、更に車両本体価格が上がってしまうため、この点はホンダもかなり考え所だったのではないかと思います。

ステアリング調整にテレスコピック機能が搭載されなかった

続いてはステアリングホイールの位置調整についてですが、新型N-BOXでは残念ながら上下のチルト機構のみが採用され、前後スライドのテレスコピック機構は採用されませんでした。

これは2021年モデルの一部改良の時から要望の多かったポイントで、現行N-WGNでも採用されているぐらいですから(新型N-ONEにもテレスコピックが設定されなかったのは意外)、今回の2022年モデルでもてっきり採用されるものだと思っていました。

おそらくこの点も、次回の一部改良もしくはフルモデルチェンジに向けての余力残しと考えていますが、先ほどのソナーシステムとテレスコピック機能が標準装備されれば、これでほぼ完ぺきな装備内容になるのではないかと思うところ。

高価格帯なのは致し方ないものの、競合のスズキ新型スペーシアシリーズ(Suzuki New Spacia)やダイハツ新型タント(Daihatsu New Tanto)、そして日産ルークス(Nissan Roox)/三菱eKスペース(Mitsubishi eK Space)を圧倒できるだけの要素を揃えた一台になるのではないかと思います。

特別仕様車STYLE+ BLACKのちょっと残念なポイントや、SNS等にて集まった「アノ装備」に関する声は、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!