【2021年最新版】トヨタ/レクサスは2021年に合計約63.3万台のリコールを届け出ていた!前年比で約50%減、主要モデルのアルファード/ヤリス/カローラ/プリウス等どんなリコール内容か見てみよう

2021年のトヨタは新車発表台数も多かったが、リコール件数も多かった

さてさて、2021年も残すところ僅かとなりましたが、今回は自動車メーカーが日々頭を悩ませているリコール問題についてピックアップ(※日本国内でのリコールに限定)。

内容としてはネガティブなものではなく、2021年に各自動車メーカーがどれだけの台数を国土交通省に不具合報告を行い、どれだけ早く自社内で不具合を発見できたのかがポイント。

なお個人的に各自動車メーカーのリコールで最も注目しているのが、不具合内容や対象台数よりも、「どこで不具合が判明したのか?」ということで、市場から情報により不具合が判明したということであれば、メーカーにて不具合を確認することが出来なかった・危機意識が低かったということにもつながってしまいます(つまりはユーザー側でトラブルもしくは事故が起きてから判明した)。

これら含め、今回はトヨタをメインに2021年のリコール内容や対象台数、対象車種、不具合の情報源などをチェックしていきたいと思います。


2020年のトヨタのリコール総数は約130万台、2021年は約63.3万台

まずはトヨタが2021年に国土交通省に届け出たリコール総数をチェックしていくと、マイクロバスや重機関連を除く一般乗用車・乗用軽自動車・一部特殊車両のリコール総数は632,972台(当ブログ調べ)。

そしてリコール件数は計16件にも及び、そのうち市場からの報告により判明したリコールが11件(全体の約70%)。

リコール台数については前年比52%減と大幅に少なくはなったものの、やはり主要&売れ筋モデルとなるアルファード/ヴェルファイア/ノア/ヴォクシー/カローラシリーズ/ヤリス/プリウス/クラウンなどが対象となると、その分リコールの対象台数も増えるのは決まった流れとなっています。

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2021年にトヨタが届け出たリコール内容をチェックしていこう

①:海外版のアルミホイールを誤って装着

リコール対象モデル:RAV4アドベンチャー・オフロードパッケージ

リコール件数:1車種・計807台(事故・不具合無し、社内からの情報より判明)

リコール内容:製造管理が不適切なため、車両を代表する記号表示がない海外仕様のホイールを誤って装着

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②:シートベルト装着状態を誤検出

リコール対象モデル:カムリ

リコール件数:1車種・計1,206台(事故・不具合無し、社内からの情報より判明)

リコール内容:後席シートベルト非装着時警報装置において、コンビネーションメータ内の制御プログラムが不適切なため、ハイブリッドシステム始動時に後席乗員のシートベルト装着状態を誤検出

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③:燃料漏れの恐れ

リコール対象モデル:カローラ/カローラスポーツ/カローラツーリング/C-HR

リコール件数:4車種・計22,446台(事故無し・不具合1件、市場からの情報より判明)

リコール内容:ポンプ溶接部に応力が集中して亀裂が発生し燃料漏れに至るおそれ

④:車両安定制御機能が作動しなくなる恐れ

リコール対象モデル:ヤリス

リコール件数:1車種・計27,622台(事故無し・不具合22件、市場からの情報より判明)

リコール内容:車両安定制御機能(ビークル・スタビリティ・コントロールシステム:VSC)において、制御プログラムが不適切なため停車中のアイドリング時の振動を二輪駆動車用スピードセンサが車速と誤検出して異常判定することがある

⑤:シートベルトを脱着しても警告灯が消灯する恐れがある

リコール対象モデル:カローラ/カローラ・ツーリング/ヤリス/JPNタクシー

リコール件数:4車種・計78,292台(事故・不具合無し、社内からの情報より判明)

リコール内容:協定規則第16号(後席シートベルト非装着時警報装置)認可車両において、制御プログラムが不適切なため後席乗員が短時間にシートベルトを脱着すると、他の後席シートベルト警告灯が消灯する場合がある

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引き続きトヨタのリコール内容や対象台数、情報源などの詳細は、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!