これって…まさかの盗難車?「車両識別コード不明」のフルモデルチェンジ版・メルセデス新型マイバッハGLS600が競売へ…フォード次期マスタングがいよいよ2023年3月に生産スタート?
車両識別コードもわからなければ、オーナーが誰なのかもわからないのに”合法”で出品できてしまうという謎?
さてさて、毎年必ず発生している盗難車の悪質な転売や競売への出品ですが、今回は2021年に納車されたばかりの”訳あり”なフルモデルチェンジ版・メルセデス新型マイバッハGLS600(Mercedes New Maybach GLS 600)が競売へと出品されています。
今回出品されている新型マイバッハGLS600は、車両識別コード(別名:VINコード)が無く(もしくは変更されている?)、いわゆる製造業者や種類、製造番号といった項目を把握することが可能な総数17桁のシリアルナンバーが不明な状態となっています。
しかもオーナーが誰なのかもハッキリしていないとして、「どう考えても盗難車でしょ…」と思われても不思議ではない一台です。
どういった理由でVINコードがなくなってしまったのか、そして所有者がハッキリしていないにも関わらず、どうして競売に出品できたのかは定かではありませんが、海外カーメディアmoto1.comの報道によれば、一旦政府によって押収され、その後保険会社を通じて出品・売却された可能性が高いとのことです。
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一番悔しいのは盗難被害を受けたかもしれないオーナー
何ともモヤモヤの残る前情報ではありますが、今回出品されたのが新型マイバッハGLS600がコチラ。
ダークブルーとシルバーの2トーンカラーに仕上げられ、いかにも最大勢力ともいえる中国市場を意識したゴージャスな配色に。
ロールスロイスや中国の最高級自動車メーカー・紅旗(Hongqi、ホンチー)も、このように組み合わせた2トーンカラーをラインナップしますが、海外でもこういった配色が続々と納車されているようですね。
外観は全く傷も無く、ほぼ新品状態で走行距離も僅か624km(388マイル)と全く走られていません。
ちなみに新型マイバッハGLS600の車両本体価格は、日本円にして2,729万円からと非常に高額で、オプションなども含めると優に3,000万円以上に。
このモデルが掲載されているCopartでの価格帯は189,965ドル(日本円に換算して約2,187万円)~と、比較的安価な設定ではありますが、そもそもオーナーが明らかになっていない車両を地元政府を経由して出品することには疑問が残るところ。
内装はクリーム系の本革シートが標準装備され、あらゆるところにアンビエントライトが装備。
キーなどはもちろんありますし、エンジンのコンディションも抜群で自走も可能です。
ちなみにパワートレインは排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力550hp/最大トルク730Nmを発揮。
VINコード不明の車両が果たして売れるのか?という疑問もあり、購入側もリスクがあるわけですから、まずはこの車両を売ることが優先ではなく、どのような経緯で発見されたのか?なぜ出品することになったのか?という情報や流れを明らかにすべきではないかと思います。
フォード次期マスタングがいよいよ2023年3月より生産スタート?遂にハイブリッド搭載?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!