トヨタ新型カローラクロスの予防安全装備Toyota Safety Senseはまだまだ改善が必要?「LTAのステアリングの調整幅が大きく揺れる」「前方に車両がいるのに勝手にハイビーム」等

トヨタセーフティセンスは、必ずしも理想とするサポートをするわけではないと割り切った方が良いかもしれない?

2021年11月に私に納車されたトヨタ新型カローラクロスですが、今回はかなり気になっている「予防安全装備Toyota Safety Sense(TSS)の精度について」と、「ちょっと気になるポイントやグッドポイント」などをご紹介していきたいと思います。

Toyota Safety Senseに関しては、あくまでもドライバーのサポート的な立ち位置で、依存するような機能性ではないため、サポート機能として評価していくなかで「このサポートの仕方ってどうなの?」というところだけを評価・インプレッションしています。

もちろん、この機能は十分満足できる!というものもありますので、それらも含めて早速その中身をチェックしていきましょう。


レーントレーシングアシスト[LTA]のステアリングの振れ幅が大きいときがある

まずはレーントレーシングアシスト[LTA]について。

この機能は、車線をはみ出しそうなときにブザー&ディスプレイ表示でお知らせし、白線だけでなく、アスファルトと縁石などの境界からはみ出しそうなときもステアリング制御する便利機能。

特に長距離ドライブで疲れが出てきたときに集中力が少し切れ気味になったとき、LTAはかなり重宝されますが、前回のブログでもお伝えの通り、白線を踏んでいるわけでも、跨いでいるわけでもないのに大きめのステアリング修正・調整が入り、車内が少し揺れるときも。

特に高速域をキープする高速道路だと、車線変更でもステアリングの切れ角を最小限にするだけで十分なのですが、LTAをON状態にすると高速域でも遠慮なくステアリングの大幅な修正が入ってしまい、軽いスラローム状態となってしまうことも。

この症状も必ず起きるわけではないものの、高速道などで活用した方が便利?といわれると、ちょっとオススメしづらいのが正直なところです。

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前方に車両がいるにもかかわらず勝手にハイビームになるときがある

続いてはオートマチックハイビーム[AHB]について。

オートマチックハイビームは、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる便利機能の一つで、遠くまで広く照らせるハイビームでの走行頻度を高めるように支援し、歩行者や障害物のいち早い発見に貢献します。

またハイビームとロービームが自動で切り替わるので、面倒なヘッドライトの切り替えが不要なので、ドライバーの疲労軽減にも役立ちます。

ただ、このオートマチックハイビームが意図しない形で勝手にハイビームになってしまうことがあります。

しかも勝手にハイビームになるときは、必ず前方車両のボディカラーがブラックであること。

全てのブラックカラーの個体に対してハイビームするわけではないのですが、特にブラックのミニバンやワンボックス系になると頻繁的にハイビームになるようです。

こういったことが起きると「煽り運転」と勘違いされてしまう恐れもあるため、そういった場合はヘッドライトレバーを「AUTO」にするのではなく「ロービーム」にねじることで、自動でハイビームにならないように調整しています。

ブラインドスポットモニター[BSM]の使い勝手は?この他気になるポイントやグッドポイントは、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!