アグレッシブだけどキュート!日産の珍車パオがホットロッド風に過激カスタムされ競売へ。実は日産が僅か1年だけ受注を受け付けた限定車だった件

日産のパイクカーシリーズで、これに続くフィガロはアメリカの25年ルールで高額転売され話題に

日産が1989年~1991年のみ販売した非常に珍しい限定車で、K10型マーチ(Nissan March)をベースとしたパオ(Pao)。

厳密には、1989年1月から僅か1年のみ受注を受付けた”期間限定モデル”で、同年12月には生産終了したパイクカーシリーズ第二弾として展開されました。

ちなみにパイクカーシリーズの第一弾がBe-1で、第三弾が1991年~1992年まで販売されたフィガロ(Figaro)、そして最後の第四弾がエスカルゴ(S-CARGO)でしたが、フィガロがアメリカ独自の輸入規制となる25年ルールの影響により、なぜかアメリカにて高額転売されているそうです。

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そして今回、アメリカの競売にてパオの過激カスタムモデルが出品されちょっとした話題となっています。


過激なオーバーフェンダーでホットロッド風にカスタムされたアグレッシブ&キュートなパオ

こちらが今回、北米のオークションサイトCars&Bidsにて出品されている日産パオのカスタムモデル。

純正ノーマルのパオを知っているだけに、今回出品されたパオはかなり過激で、おまけにホットロッド風にワイド&ローにカスタムされているのもユニーク。

見た目は新型Honda eやホンダ新型N-ONEのような丸目で非常にキュートなのに、足回りがガッツリとワイド&ローでアグレッシブなので、その見た目のギャップがあまりにも大きく北米にて注目されいているそうです。

確かにこのデザインはアメリカウケしそうでもある

この大きく外側に張り出したフェンダーが何とも強烈。

前回の記事にてご紹介した、ホンダ初のピュアEVモデルとなる新型Honda eのモータースポーツ仕様を彷彿とさせるようなレトロ&アグレッシブさがありますね。

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ちなみにこのモデル、元々は日本専売モデルで、その後アメリカへ輸入され、ユタ州の中古車ディーラーが買い取ったとのこと。

走行距離は13万km超えながらも定期メンテナンスで全く問題なし

走行距離は137,200kmと結構走り込まれていましたが、定期的なメンテナンスも実施済みだったため、コンディションも非常に良く、エンジンの故障などは特に無かったそうです。

ボディカラーは、パオに存在しないはずのダークブラック

そして最も気になるのがパオのボディカラー。

実はパオのボディカラーは、アクアグレーとオリーブグレー、アイボリー、テラコッタの僅か4色のみ。

今回のモデルは、元々アクアグレーに塗装されていましたが、どうやらオールダークブラックに全塗装されたそうです。

元々パオは、バナナ・リパブリックという服飾ブランドのコンセプトである「旅行やサファリの冒険気分を味わえる服」を、そのままクルマのデザインやコンセプトに置き換えてみようというものだったため、暗めのボディカラーをラインナップする予定は無かったようですね。

そういった背景もあり、今回のブラックカラーにペイントされたパオはとにかく違和感MAXでしたが、こうして見ると「意外と悪く無いなぁ」というのが正直なところ。

ホットロッド風パオの入札価格は?今後高騰の可能性もある?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!