遂に来た!中部経済新聞が「レクサス新型LMを日本国内に投入」と報道。発売時期は今後3年以内…やはりフルモデルチェンジ版・トヨタ40系新型アルファードがベースに?
日本市場向けに現行30系アルファードをベースにしたLM300h/LM350を導入する可能性は低そうだ
さてさて、中国や台湾市場などのアジアを中心に販売しているレクサスのフラッグシップミニバンLM300h/LM350。
トヨタ現行30系アルファード(Toyota ALPHARD)/ヴェルファイア(VELLFIRE)のプラットフォームやエンジンをベースに展開し、LM300hは排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルで、LM350は排気量3.5L V型6気筒自然吸気エンジンを搭載するガソリンモデルとなります。
主に富裕層などのVIP送迎車として活躍しているLMですが、遂にこのモデルが日本市場導入を計画と報道されています。
日本市場向け新型LMの発売時期は「今後3年以内」
中部経済新聞の報道によると、日本市場向けレクサス新型LMの発売時期は「3年以内(2022年~2025年頃)」とのことで、これに先立って2023年にはLMの生産元を「トヨタ車体のいなべ工場」から「トヨタ田原工場」に移管するとのこと。
トヨタ車体・いなべ工場といえば、主にワンボックス・ミニバン系のハイエース(Hiace)/グランエース(GranAce)/アルファード/ヴェルファイアを生産しますが、一方のトヨタ田原工場は、ランドクルーザープラド(Land Crusier Prado)/4ランナー/レクサスGX/LS/IS/RC/RC F/NXを製造。
上述の報道内容を確認する限りだと「LMだけ」が田原工場に移管するようにも見え、アルファード/ヴェルファイアも同時に移管するというニュアンスでは無さそうですね。
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今回の報道内容をチェックしていくと、おそらく日本市場向けに導入されるであろう新型LMは、現在中国市場などにて販売されている30系アルファード/ヴェルファイアベースではなく、2023年以降に発売されるであろうフルモデルチェンジ版・新型40系アルファードがベースになると予想されます。
エンジンベースはレクサス新型NX
以下の関連記事にもある通り、次期アルファードに関しては新世代TNGAプラットフォームが採用され、レクサス新型NX350にも搭載の排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジンをベースとしたガソリンモデル(ハイブリッド版は不明)、NX350hにも搭載の排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジンのガソリンモデル、そして同エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルの3種類が展開されるのではないかと予想されています。
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新型アルファードと新型LMが同時期に販売される可能性も考えにくい
仮に新型40系アルファードが2023年以降に発売となると、さすがに同時期に40系アルファードをベースにレクサス版として展開するのは得策ではなく、おそらくは1年後~2年後に発売されるのでは?と考えると、中日経済新聞が報道する「3年以内」にも当てはまったり。
ただその一方で、2020年に中国市場を中心に発売スタートしたLM300h/LM350が、2024年~2025年のタイミングでフルモデルチェンジするかどうか?という点も懐疑的ではありますが、僅か4年という短いスパンでフルモデルチェンジを果たす予定の新型クラウン(New Crown)の例もあるように、「これまでの流れ」に基づくわけではなく、「時代やトレンドに即した周期」でのフルモデルチェンジが行われるのかもしれませんね。
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