【世界限定19台のみ】グリーンカーボンのランボルギーニ新型シアンロードスターがアメリカに到着!その名は「ヴェルデ・エルメス」…内装はクラシックをイメージしたブラウン系
グリーンカーボンとゴールドのシアンは世界で初めてかもしれない
ランボルギーニが初めてマイルドハイブリッド技術となるスーパーキャパシター技術を搭載し、ランボルギーニの創立年となる1963年とかけて世界限定63台のみ販売されたクーペタイプの新型シアンFKP37(Lamborghini Sian FKP37)、そして世界限定19台のみ販売されたオープンタイプの新型シアンロードスター(Sian Roadster)。
既に日本国内では2台のみ割り振られているブラックとゴールドのデュアルトーンに仕上げられたシアンロードスター、そしてマットブルーに仕上げられたシアンロードスターが納車済ですが、今回アメリカにて全く新しいボディカラーのシアンロードスターが到着したとのこと。
早速内外装の一部をチェックしていきましょう。
その名は「ヴェルデ・エルメス」。何とも美しいメタリックグリーンカーボンの新型シアンロードスター
こちらが今回、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴのO’Gara Coachに到着した新型シアンロードスター。
アメリカでは記念すべき第一号車とのことで、ボディカラーは何とも鮮やかで渋みもあるグリーンカーボン。
ちなみにこのボディカラー、ヴェルデ・エルメス(Verde Ermes)と呼ばれるそうで、高級ブランド・エルメス(Hermes)の表記とは異なり、ギリシャ神話に登場するヘルメスとの直接的な由来があるというわけではなさそう(ランボルギーニのボディカラーは、ギリシャ神話やサーキット名が由来のボディカラーが多い)。
いずれにしても、このボディカラーにてペイントされたシアンは2台以上存在することは無く、まさにアメリカの大富豪のためだけに作られた特別な一台です。
見る角度によってメタリックグリーンがゴールドっぽくも見えるマジョーラカラー
サイドビューはこんな感じ。
カーボンボディにメタリックグリーンを配合することで独特の色味へと変化し、光りの差し加減でゴールドっぽく見えるところもマジョーラタイプ。
そしてフロントリップやサイドスカート、リヤディフューザーには、本物のゴールドアクセントに仕上げることで、ゴールドっぽく見えるメタリックグリーンとの親和性を持たせているところもかなりのハイセンスだと思います。
リヤビューはまさに戦闘機。
格納式リヤウィングやサイドフィン(19のゴールドアクセント付き)、ハニカム形状をモチーフにしたマフラーフィニッシャー、そして自由度の高いリヤディフューザーなど、一つ一つの装備がエクストリームで、何とも近寄りがたい雰囲気がありますね。
シアンロードスターはルーフが存在しない
ちなみにシアンロードスターは、アヴェンタドールロードスター(Aventador Roadster)のように手動脱着式のハードトップルーフを備えておらず、完全なるオープンのみのため、これまた洗車するときも非常に大変なのではないかと思います(おまけにカーボンボディなので手入れも大変…とても頻繁的に乗りたいと思える車ではない)。
内装はブラウン系(タンカラー?)のアルカンターラと本革のクラシカルなコンビタイプに、カーボンバケットシートを装備。
リヤセンターにはゴールドのアクセントライン、そしてハニカム形状のバッジも添付されていますね。
パワートレインは、排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジン+スーパーキャパシター技術を組み合わせることにより、システム総出力819hpを発揮。
0-100km/hの加速時間は僅か2.9秒、最高時速は350km/h以上となっていますが、オープンモデルでそれだけのダウンフォース量を発生するとなると、果たして身体的な負荷はどのようになるのか?
色々と気になるところはあるものの、そういった非現実的な数値がランボルギーニ/スーパーカーの魅力なのだと思います。