フルモデルチェンジ版・レクサス新型NX350h F SPORTの街中走行インプレッション!やはりまだまだ希少なだけあって注目度高め…ナビのルート設定は難易度高め

2022-08-28

新型NXに乗っていると特別な気分になれる

2022年12月に私に納車されてレクサスのフルモデルチェンジ版・新型NX350h F SPORT(2WD)ですが、ほんの少しずつ公道でも見かけるようにはなったものの、発売されて間もなく、まだまだ希少な車ということもあって注目度はかなり高め。

特にSUV系に乗っている方やレクサス先代NX/現行UX/現行RX/先代LXに乗っている方からも見られることが多いのですが、そのたびに「やっぱり新型NXを購入して本当に良かった」というのが正直なところ。

ステアリングやナビゲーションシステムの操作性はまだまだ課題多めですが、エクステリアデザインは外から見られることがほとんどなので、その厳つい顔つきとF SPORTならではともいえるブラックの面積多めのメッシュグリルの迫力は、国産車の中でもトップクラスではないかと考えています。

今回は、新型NX350h F SPORTにて街中を走らせてみてのちょっと気になるポイントなどをご紹介していきたいと思います。


新型NX350h F SPORTの街中走行インプレッション

ちなみに新型NX350h F SPORTにて街中を走行していて感じることは、走行モードをECOにしていても、EVでの走行比率はそこまで多くないということ。

特に交通量と信号の多い街中だとストップ&ゴーの繰り返しになるかと思いますが、以前所有していた先代NX300h F SPORTだとEVの比率は高めで、信号待ちの時はほとんどエンジンが始動することはありませんでした。

しかしながら、新型NX350h F SPORTになってからはエンジンの始動比率が多く、燃費の悪化も顕著に表れているのが気になるところ。

おそらく冬場という季節的なものも影響しているとも考えられますが、外気温が10度以上でエアコン&シートヒーターを使用していないときでも同様のことが生じるため、バッテリー駆動に関して先代から大きく変更されたところがあるのかもしれませんね。

20インチタイヤアルミホイールの乗り心地はどうだ?

続いて街中での乗り心地や静粛性についてですが、20インチランフラットタイヤを装着していることもあってか、先代NX300h F SPORTの18インチタイヤホイールに比べると”ザラザラ音”は多め。

とはいえ、決して乗り心地が悪いというわけではなく、”ザラザラ感”がシートに伝わることはなく、F SPORT特有の適度なカタさとタイトなシートホールドでの安定感は特筆すべきものがあり、長距離運転しても疲れないような走りはグッド。

私が以前所有していた、ビッグマイナーチェンジ版・新型IS300 F SPORT Mode Blackの19インチタイヤホイールと比べてみると、新型NXの方が少し柔らかめな印象で、これに関しては他のSUVとは中々に比較するのが難しいかもしれません(別の言い方をすれば、どのSUVにも属さない独特な乗り心地)。

このスペシャリティな乗り心地は、やはりある程度乗り続けてみないとわからないところでもあり、NXから降りた後でも「また乗りたい」と思わせてくれるようなクセになる魅力があるのも重要なポイントかもしれません。

サブコンパクトSUVといえど、アイポイントの高さと全幅1,865mmは中々に慣れない

続いて新型NXのサイズ感についてですが、これは普段から乗り慣れていないと「結構サイズ大きいぜ…特に車幅がよ…」という感じ。

私も普段はホンダ・ヴェゼル(Honda New Vezel)/N-BOX Custom LターボSTYLE+ BLACK、トヨタ新型アクア(Toyota New Aqua)といったコンパクトなモデルを運転しているため、いきなり「アイポイント高め+全幅1,865mmのワイドSUV」に乗ると結構気を遣う感じです。

ある程度時間が経過すると慣れてくるのですが、それでも街中や住宅街といった少し道幅の狭い公道を走ると、どうしても中央線寄りに走行してしまうことが多く、中々路肩側に寄せていくのはビビってしまうところ。

ちなみにワイドな全幅の要因となっているリヤフェンダーの張り出しが何とも魅力的で、サイドミラー越しから見えるフェンダーラインのセクシーさは先代NXではあまり感じることのできなかったポイントですし、運転中に別の側面から見える新型NXの新たな良さを感じ取れたのも魅力の一つかもしれません。

2ページ目:新型NXのフロントフードは、レクサス初となるツインラッチを採用している?