米大富豪Manny Khoshbin氏のブガッティ・ヴェイロンが競売へ→「安全に走行できない」としてオークション中止→オイル漏れなどの問題アリと発覚→なぜこの問題が判明したのか?【動画有】

中古で購入した時点で何らかのトラブルや液漏れの原因があった可能性も

オークション最終日、オーナーであるManny Khoshbin氏は、今回の問題・指摘内容に対する釈明と謝罪の動画を公開しましたが、この動画が更に炎上することに。

っというのも、Manny Khoshbin氏は「私が運転していたときは特に何も問題は無かった。」「ドキュメント資料にこのような記載があることは全く知らなかった」「リヤウィングも機能していないなんて知らなかった」「ラジエーターの漏れやメンテナンス費用は全て負担する」とコメント。

おそらくですが、彼がこのモデルを購入した時点では、既に「ラジエーターの液漏れ」や「リヤウィングの機能不全」が既に発生していた可能性があり、それを彼が見落としていた可能性があるわけで‥‥(そう考えると、ブガッティに限らず車を中古で購入するには中々の勇気が要る)

しかしながら、YouTube動画などのコメント欄には

「車のコンディションやドキュメント資料を確認できないのであれば、例えばコレクターといえども乗る資格はない」

「車を多数持っていて、ガレージ内に保管していても、結局はオーナーは車のことなど何も知らない」

「知らなかったでは通じない問題だ」

など、非常に辛辣なコメントが多数。

結果的に、今回出品されたヴェイロンは、最終的にManny Khoshbin氏のもとに戻るわけですが、恐らく今後修理に出すものと予想され、今回の炎上がどこまで続くかは不明。


ヴェイロンの維持費は、私たちの想像をはるかに超える金額

なおManny Khoshbin氏は、自身のYouTubeチャンネルにてブガッティ・ヴェイロンの維持費に関する動画を公開。

ブガッティが推奨するタイヤ交換の目安は、ほとんど走らない個体であれば2~3年と言われているそうで、その交換費用は4本セットで約415万円発生するとのこと。

その理由には、ただ単純にタイヤ交換するだけでなく、ヴェイロン/シロンのタイヤ交換ができるのはブガッティ本社(フランス)だけなので、フランスに輸送するための輸送費用や工賃なども含めての約415万円と言われています。

更には、過激な加速性とホイールの耐久性と品質面を考慮して、16,000kmごとにホイールを新品に交換する必要があるとのことですが、この交換費用が約550万円と高級外車が1台分購入できる金額です。

つまり、タイヤとアルミホイールのセット交換をするだけで約1,000万円の費用が発生するとのことで、それ以外の維持費は以下の通り。

◇オイル交換費用・・・約230万円

◇個々のターボチャージャー交換費用・・・約70万円

◇エアクーラー×2・・約200万円

◇カムシャフトアジャスタ―・・・1個辺り約9万円

◇燃料タンク交換・・・約220万円

◇燃料タンクの”交換”費用・・・約220万円

◇エンジン分解の人件費(工賃)・・・約230万円

これらの点検費用の総額は、約2,200万円にも上るという計算になり、単純にスーパーカーの中古が購入できるレベル。

▽▼▽関連記事▽▼▽

この他、ブガッティが世界限定60台のみ販売したシロン・ピュールスポールの維持費も中々にぶっ飛んだ内容で(フロントガラス交換だけで600万円以上)、これについては以下の関連記事にてまとめていますので参考にして頂けたらと思います。

▽▼▽関連記事▽▼▽

【THE TRUTH ABOUT MY 2006 BUGATTI VEYRON || Manny Khoshbin】

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Reference:autoevolution, BringATrailer