横風アタックによる揺れや不安定さは?(2022年)一部改良版・ホンダ新型N-BOX Custom STYLE+ BLACKが納車されてもうすぐ3か月!”アノ機能”に慣れてしまうのもちょっと危険だと考えている

改めて新型N-BOXは街乗りや普段乗りに最適な軽トールワゴンだと思う

さてさて、2021年12月に私に納車されたホンダの一部改良版・新型N-BOX Custom Lターボ・スタイル+ブラック(Honda New N-BOX Custom L Turbo STYLE+ BLACK)ですが、気が付けばあと少しで納車後3か月を迎えるということで、同車の雑感・インプレッションをまとめていきたいと思います。

未だ新型N-BOXにて高速道路走行はできていないものの、自動車専用道路やバイパスでのキビキビとした走り、周りの流れにもしっかりと付いていける安定した巡航、そして軽ターボでありながらもレスポンスの高い加速性能と力強い減速力は特筆すべきものがあり、N-BOXが常に売れ続けるのも納得できるほど。

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ただその一方で、実際に普段使いしてみたり、この時期特有の強い風に対しての安定性は「ワゴンタイプだからこそ課題の残る」ポイントであり、積載性や居住性を優先するからこそ、犠牲にしなければならないところもあることを実感する一台でもあります。


横風アタックを受けながらの安定性はどうだ?

N-BOXの特徴といえば、軽自動車とは思えないほどの広々とした空間と快適性ですが、その一方でこのモデル特有ともいえるボックスタイプのボディスタイルは、縦方向の面積がコンパクトカーや従来の軽自動車よりも大きく、ダイレクトに横風アタックを受けるため、その分横方向への挙動が大きいように感じられます。

特に春が近づくこの時期は、とにかく横風アタックが強い上に頻繁的に発生するため、スピードがノリやすい自動車専用道路や高速道路だと顕著に表れます。

実際、国道や県道といった比較的アップダウンが激しい道路でも横風の影響を受けるほどで、ハンドルが大きく持っていかれるほどではありませんが、実際に横風アタックを受けての「横風に対する不安や恐怖心」は、コンパクトカーやSUV、セダン、クーペ等に比べると大きめ。

直線での走行中による横風であれば、まだ操舵の微調整で真っすぐ走れるものの、ちょっとしたコーナリングや右左折時の横風アタックを受けると、ステアリングのブレが大きく感じられるのが正直なところです。

軽トールワゴンは、改めてドライバーの操作技術に大きく左右しやすいモデルだとも考えている

そのため、風が弱めの時に比べて普段走行しているような道でも、速度をもう少し抑えて走行するように心がけていますが、ボディスタイルがボックスタイプである以上は、この辺りを改善するのは中々に難しそう。

だからといって不便に感じることは全くなく、ドライバーの運転技術が多くを占めるわけですし、そういった意味ではN-BOXのボディスタイルは、ドライバーの操作によって顕著に効果が出やすいのかもしれません(あくまでも私の勝手な考えであり、人によって考え方は大きく異なるのでご参考程度に…)。

直3ターボといえどナメてはならぬ!速度域が上がっても意外とエンジンは静か

納車されて2か月以上が経過し、普段使いしていくなかで最も驚いたのが静粛性と遮音性。

特にアクセルを踏み込んでエンジンの回転数が上がっていくとき、軽自動車だとどうしても「叫ぶようなエンジンの唸り」が特徴的だと思いますが、直3ターボのN-BOX Custom Lターボだと、3,000回転以上回してもそこまで唸るようなエンジン音は無く、速度域をキープして回転数を一定に保っているときのエンジン音も中々に静かなんですね。

これは以前私が所有していたダイハツ・タントカスタム(Daihatsu Tanto Custom)/ムーヴ(Move)では体感できなかったポイントで、「日々軽自動車の技術は進化しているんだなぁ」と感心するばかり。

お世辞でもなんでもなく、おそらく高速道路での高速巡航時の安定性や低回転数を維持した定速走行、それによる低燃費も期待できそうですし、近日中に片道100km近くの高速道路インプレッションができればと考えています。

新型N-BOXの運転席からの視界は?”アノ機能”は確かに便利だけど、慣れるとちょっと危険?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!