これは納車待ちオーナーも複雑…フルモデルチェンジ版・レクサス新型NXが自動車学校の教習車として3台採用へ!しかもスポーティなNX350 F SPORT

ちなみに新型NXの納期は2022年3月末時点で「1.5年以上」ともいわれている

2021年10月に発表/同年11月に発売されたレクサスのフルモデルチェンジ版・新型NX。

新世代レクサスの新たなる一台として注目を浴び、レクサス初のプラグインハイブリッドNX450h+が採用されたことでも大きな話題を呼んでいる一台です。

発売前時点でバックオーダー数は2万台を突破するほどの大人気モデルですが、一方で問題となっているのが「納期」。

既にレクサス公式サイトでも「1年以上」と公開されていますが、実際にレクサスディーラーに確認してみると、昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足、更に昨今の世界情勢による問題が重なり、生産調整が非常に厳しく「1.5年~2年」の納期になっているそうです。

先行予約開始日となる2021年8月19日に購入・契約された方でも、「2022年3月末時点で納期未定」と回答されている方も少なくない状況ですが、こうしたなかで新型NXが自動車学校の教習車として採用されているようです。


何と新型NX350 F SPORT(4WD)の教習車が3台導入へ

via:花壇自動車学校

こちらが今回、宮城県仙台市の花壇自動車学校にて採用・納車されたという新型NXの教習車(厳密には高速用教習車)。

何と1台ではなく3台も教習車として採用されていて、最も驚きだったのはグレードが新開発エンジンを搭載したNX350 F SPORT(AWD)だということ。

これまでの流れとしては、そのモデルのエントリーグレードが教習車として採用されるケースが多く、最近のモデルだとビッグマイナーチェンジ版・新型IS300hのベースグレードが教習車として導入されました。

新型NXの場合だと、排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するNX250ベースグレードもしくは排気量2.5L 直列4気筒ハイブリッドのNX350hベースグレードが導入される流れではありますが、何とトヨタの新開発となる排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジンを搭載したNX350 F SPORT(4WD)。

時代の変化に対応するため、新世代の車を導入した可能性も?

via:花壇自動車学校

ちなみにボディカラーは、新型ISより導入されている激渋仕様のソニッククロムで、足もとのアルミホイールは標準の20インチ大口径アルミホイールとランフラットタイヤを装着。

そしてメーカーオプションのサンルーフや三眼LEDヘッドライトが設定され(そのほかのオプションは不明)、シートは汚れが目立ちやすいホワイト系のF SPORT専用本革シートを設定しています。

おそらく花壇自動車学校の考えとしては、「従来の車の運転も大事だが、新世代モデルの操作にも慣れておくこと」を重要視しているのだと考えられ、この点は同学校の大きな強みにもなっていますし、PR効果にもつながっているのではないかと考えられます。

初めての公道試乗で、14インチの巨大ナビや先進的なヘッドアップディスプレイが搭載されたモデルを運転するのはビビるとは思うものの、「一度ぐらいレクサス車(しかも最新モデル)を運転してみたい!」という希望者も多いとは思うため、そういった意味では教習車として導入したのは正解だと思うんですね。

それにしても…まさか長納期問題となっている新型NXを教習車として3台導入してくるとは恐ろしき花壇自動車学校。

一方で新型NXの納車待ちオーナー組は複雑に感じる可能性も?

話題作りとしては間違いなく大きな効果をもたらすであろう新型NXですが、その一方でちょっと懸念されるのが「新型NXを早期に購入・契約しながらも未だ納車待ちの人がこれを見たらどうなるか…」ということ。

発売日当初は、2022年3月頃に納車予定と回答を頂いていた方が、約束の納車月に迫って「2022年9月以降に遅れることとなった」という回答を頂いた方もいらっしゃるだけに、何とも複雑な想いを持たれる方も多いのでは…?と感じることも。

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特にNX350 F SPORTは、プラグインハイブリッドのNX450h+に続く注目車種で、そのパワフル&トルクフルな走りを一日も早く体感したいという方も多くいらっしゃいますから、この点はトヨタメーカー側もアフターケアと適切な配慮をとってほしいところです。

新型NX以外にも導入されている話題の新型教習車(レクサス新型IS/トヨタ新型ハリアー)は、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!