やはり北米でも…レクサス新型NX/LX600/トヨタ・ハイランダー等の計46万台に大規模リコール!更にBMW X3/5シリーズは「エンジン停止」の恐れでリコール

基本構造やシステムも同じともなると、日本だけでなく海外でも大規模リコールは避けられない

前回のブログにて、日本仕様トヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)や新型ハリアー/RAV4、レクサス新型NX/LX600などの11車種・約8.8万の大規模リコールが届け出されましたが、今回北米トヨタでも更に大規模なリコールが届け出されています。

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なお不具合内容としては、日本市場向けと同じ横滑り防止装置(VSC:Vehicle Stability Control)に関する問題で、対象モデルは以下の通り。

◇トヨタ・ヴェンツァ(日本名:ハリアー)・・・2020年~2022年モデルに該当するもの全て

◇トヨタ・ミライ(MIRAI)・・・2020年~2022年モデルに該当するもの全て

◇トヨタ・RAV4ハイブリッド・・・2020年~2022年モデルに該当するもの全て

◇トヨタ・RAV4 Prime(日本:RAV4 PHV)・・・2020年~2022年モデルに該当するもの全て

◇トヨタ・シエナハイブリッド・・・2020年~2022年モデルに該当するもの全て

◇トヨタ・ハイランダーハイブリッド・・・2020年~2022年モデルに該当するもの全て

◇レクサスLS500h・・・2020年~2022年モデルに該当するもの全て

◇レクサスNX350h/NX450h+・・・2020年~2022年モデルに該当するもの全て

◇レクサスLX600・・・2020年~2022年モデルに該当するもの全て


不具合内容をおさらいしていこう

ちなみに今回の大規模リコールは、日本仕様同様に以下の通り。

横滑り防止装置(VSC)において、制御プログラムが不適切なため、VSC機能オフ状態でブレーキペダルを踏んだままシステム停止後に再始動すると、機能オン状態に復帰しない。そのため、オフ表示灯が点灯し、VSCが作動しないおそれがある。

この不具合に対して、トヨタはスキッドコントロールECUのソフトウェアアップデートを施すとのことで、順次顧客にメールもしくはダイレクトメールを送付するとのこと。

なお北米トヨタでは、今回の約46万台のリコールより前に、C-HRのみ1車種・約3.7万台を対象とした衝突回避支援システムに関するリコールを届け出ています。

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定期的な工場稼働・生産停止による納期遅れだけでなく、リコールや改善対策、サービスキャンペーンといった不具合対応も目立ってきたトヨタ/レクサスですが、今回のリコール対応も事故につながる恐れのある重要なもの。

ちなみにVSC機能とは、滑りやすい路面で旋回するときに横滑りを抑え、車両の姿勢を維持してくれる装置で、特に雨道や雪道(凍結含む)といった悪条件で多用される便利機能でもあります。

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