【日本初上陸&見た目ガンダム!】Wモータース新型フェニアスーパースポーツのエクステリアをインプレッション。隠れ「F」の存在…そして強烈なエキゾーストサウンドも【動画有】

日本に納車される5台はフルカーボンボディ!特別展示されたデモカーよりも更にエクストリームに

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ発となる新興メーカーのWモータースが発売した新型フェニアスーパースポーツ(W Motors New Fenyr Supersport)。

映画ワイルド・スピードにて「空飛ぶ車」で登場したライカンハイパースポーツ(Lykan Hypersport)の後継モデルとなり、世界限定25台のみ、価格帯は約2.5億円での販売となりますが(日本では3.5億円以上)、更に希少な初回限定10台のみとなるフェニアスーパースポーツ”ローンチエディション”が、日本に5台納車される予定です。

この新型フェニアスーパースポーツ”ローンチエディション”は、芝浦グループホールディングスCEOである新地哲己 氏が購入したもので、グループ企業であるニューガイアモータースが販売店となり、この5台を販売する予定です。
※ブガッティ・シロンが日本で一番に納車されたことでも有名な実業家&スーパーカーコレクターで、この他にも5,000馬力のモンスターカーであるデヴェルシックスティーンも納車予定

そんな超貴重ともいえる新型フェニアスーパースポーツを、前回のブログではダイジェスト版という形でご紹介しましたが、今回はエクステリアデザインをメインにしつつ、最後には強烈なエンジン始動音も動画にて紹介していきます。

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新型フェニアスーパースポーツのエクステリアはとにかく複雑

改めて新型フェニアスーパースポーツを見ていきましょう。

ボディカラーはベイビーブルーで、トップルーフやサイドミラーキャップ、フロントロアスポイラーなどのブラックの部分は”ほぼ全てドライカーボン”。

エッジを効かせたボディラインは、ランボルギーニのように鋭くも繊細で、何よりも凄いのはパネル枚数。

最近のスーパーカーでも当たり前になりつつありますが、パネル枚数(継ぎ目)が多いということは、それだけ部品点数が多くなる一方、仮に接触事故を起こした場合に「接触したパネルだけ交換」すれば最小限の修理費用に抑えることが可能になります。

反対にパネル枚数が少なすぎると、パネルの面積が大きくなってしまい、損傷していないパーツも含めて交換が必要になってしまうため、そういった納車後のトラブルも想定してのデザインになっていると推測。

フェニアスーパースポーツの組付け精度は国産車以上かもしれない

もちろん、パネル枚数が増えるということは、その分継ぎ目が多くなって洗車する際に水滴が溜まりやすいですし、製品として組み立てる際のチリの精度も求められるため(だからこそ組立精度の高いマグナ・シュタイア工場に依頼しているのだと思われる)、その際の工数も高くなるとは思うものの、このクラスになってくると生産台数も少ない上に「コスト度外視」と考える部分もあるのかもしれません。

またこういったオーダーメイドに近いスーパーカー/ハイパーカークラスになってくると、ユーザーの要望に合わせて仕様を調整することも可能だそうで、今回ニューガイアギャラリー東京さんにて拝見した際、Wモータースのエンジニアと新地CEO、そしてニューガイアモータースの藤松社長が実車を見ながら「ココを調整してほしい。形状を日本仕様に改良してほしい」といった細かな擦り合わせも行っていたのが印象的で、「まさに男のロマンがつまった理想のクルマ」というイメージ。

ランボルギーニっぽい要素も?

ドア開閉はランボルギーニ・ウラカン(Lamborghini Huracan)と同じポップアップ式のドアハンドルで、しかもドアを閉める際には半ドア防止のイージークローザー付き。

サイドミラーキャップもフルカーボン製で、R形状まで一切抜かりの無い設計技術。

但し電動格納式サイドミラーではないため、その点はちょっと不便なところです。

Aピラー周りのベイビーブルーパネルの多さも凄いこと…これ洗車するときは相当に苦労すると思いますし、拭き上げ前後でエアブローしないと水滴がどんどん溜まりそうですね。

それだけ見た目と美しさに拘ったデザインなのだと思われ、実用性は二の次であることがよくわかります。

新型フェニアスーパースポーツには隠れ「F」の存在も?

そしてこの抑揚を付けたサイド周り。

実はこの画像のなかに、「Fenyr Supersport」の”F”が隠れているのをご存じでしょうか。

実車を拝見するまで全く気付かなったのですが、確かにこうして見ると”F”が確認できますね。

そう、このカーボンパーツがインストールされたエアインテーク。

反転していますが、”F”になっているのがわかります。

これもWモータースのブランディングと拘り、そしてフェニアスーパースポーツに対する敬意の表われだと思われ、見れば見る程にフェニアの隠された真実、デザイナーの設計思想などが浮かび上がってくるのもユニークなところです。

今にもトランスフォームしそうな後ろ姿

今にもトランスフォームしそうなパネル枚数の多さとボディライン。

社外ボディキットでもここまで複雑なパネルを採用することは無さそうですが、リヤフェンダーや電動フラップ式の可変ウィング、リヤクォーターピラーなど、全てが単体のパーツとして装着され非常に複雑。

ちなみにリヤテールランプはフルLEDで、その上部にあるクリア部分が流れるタイプのシーケンシャルウィンカーを採用しています(FENYRのネームロゴバッジもカッコいい)。

新型フェニアスーパースポーツに日本ナンバープレートをどうやって装着するの?強烈なエンジン音の動画は、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!