フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア/ヴォクシーのちょっとした不満。新世代ディスプレイオーディオはまだまだ課題多めで「改良ではなく改悪」が多いような…

高速道路などをメインで活用していると、やはり最も気になるのはナビゲーションシステムの使い勝手

2022年3月に私に納車されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z(2WD)。

家族でのちょっとした遠出&旅行用として購入したミドルサイズミニバンですが、その際に頻繁的に活用するのが高速道路で、道中での操作性の高さはもちろんのこと、後席の快適性と子供からの評判の良さは、他の車種に比べると圧倒的に良いのですが、その一方で気になるのがナビゲーションシステムの使い勝手含むディスプレイオーディオの操作性。

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実際にオーナーになって普段使いしてみると、「やっぱりこれ使いにくいな…」「なぜアレを無くしたんだろう…」と思う所も多いため、今回はそういったポイントをいくつかチェックしていきたいと思います。


高速道路・有料道路でのIC/PA/SAの到着予想時刻が表記されていない

まずは新型ノア/ヴォクシーの新世代コネクティッドナビについて。

これは新型ノアヴォクに限らず、同じ新世代ナビを採用しているレクサス新型NX/LX600でも同じことなのですが、ルート指定や高速道路・有料道路を活用する際、上の画像の通り「次のPA(パーキングエリア)/SA(サービスエリア)/IC(インターチェンジ)」が表示されます。

そして「残り何kmで到着なのか」「工事により道幅の減少があるのか無いのか」「PA/SAにはどういった施設があるのか?ガソリンスタンドはあるのか?」といった情報が公開されているのは従来通りなのですが、なぜか各項目の「到着予想時刻」が表記されていないのは残念。

前世代T-Connectでは、上記の情報に加えて「到着時刻」も表記されていましたが、この点は個人的に改悪と感じるポイントで、特に家族旅行で子供を乗せる際「トイレ行きたい…」という声が必ず聞こえてくるので、そういったときに「あと〇〇分でトイレ着くからね。もう少しの辛抱だよ」とすぐに伝えられないんですね。

ナビゲーションディスプレイでは、その時の走行速度や渋滞予測に基づいて到着時刻を表記してくれるので、人間の”感覚”とは誤差レベルが異なりますし、そういった意味では到着予想時刻は引き続き表記してほしかったところです。

ナビゲーションディスプレイで2画面設定にできない

これも新型ノアヴォクに限らず、レクサス新型NX/LX600でも同様なのですが、2画面設定にできないのは非常に残念。

今回の新世代ディスプレイオーディオは、タブレット的な感覚で活用するものだと思われ、そうなると上の画像の様に左側70%ぐらいを「ナビゲーション画面」、(一番右側のアイコンを覗く)残り30%を「メディア(音楽)再生」や「トリップインフォメーション&ハイブリッドシステム」といった小窓があっても良いと思うんですね。

正直これだとかなり勿体ないと言いますか…せっかくの10.5インチディスプレイを活かしきれていないと思うんです。

これはあくまでも理想ですが、やはり現行LC/LS/ISなどに採用される「テレビ70%:ナビ30%」といった分割が出来れば理想的なのですが、走行中の助手席や後席乗員のテレビ・DVD視聴を極力避けるためなのかもしれません。

あとは上の画像の黄色矢印にある「虫眼鏡」アイコンですが、これがルート検索用のアイコンというのもなかなかに分かりづらいですね。

まだまだ新型ノアヴォクのディスプレイオーディオは課題が多い?後席モニターの気になるポイントも…続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!