2023年には25年ルール解禁で盗難にも注意!4ドアの日産スカイラインGT-R R33オーテックver 40thアニバーサリーが中古車市場にて販売中

実は特別モデルの4ドアタイプとなるスカイラインGT-R R33が存在した

アメリカ独自の規制として設けられている「25年ルール」ですが、このルールは、アメリカにて新車発売されなかった車を対象に、製造年から25年を経過しないと輸入できないようになっています(規制が緩和される)。

こうした規制により多発しているのが、日本製スポーツモデル(JDM)の盗難や不正輸入・転売で、特に国内市場専売の日産スカイラインGT-R R32/R33/R34は、映画「ワイルド・スピード」の影響もあって価格が高騰。

25年ルールが経過していない車両が日本国内にて盗難 → 不正にアメリカへと輸入され、高額にて転売されるケースが増えていますが、そういった不正輸入を取り締まる一方で、日本に返還される可能性が低いというのも悔しいところ。

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そして今回、2023年に25年ルールが解禁となる特別なスカイラインGT-Rが、国内中古車サイト・グーネットにて販売されています。


日産とオーテックジャパンによって誕生したスカイラインGT-R R33オーテックver 40th Anniversary

こちらが今回、中古車サイト・グーネットにて販売されている1998年式の日産スカイラインGT-R R33オーテックバージョン 40thアニバーサリー(SKYLINE GT-R R33 Autech Version 40th Anniversary)。

販売元は、大阪府堺市を拠点とするGLOBAL AUTOさん。

「えっ、スカイラインGT-Rって2ドアクーペじゃないの?」と思った方も多いと思いますが、実はこのモデル、日産とオーテックジャパンがスカイライン生誕40周年を記念して製作したという特別仕様車。

しかもベースとなるのは、4ドアモデルの架装版ではなく、純粋な2ドアスポーツクーペのスカイラインGT-Rの専用ラインにて製造されたものになるため、GT-R R33の2ドアボディを延伸することに(プロトタイプとして4ドアベースも検討された模様)。

パフォーマンスはもちろんですが、4ドアセダンというところに実用性や快適性を両立するところに、日産とオーテックジャパンが「こんなモデルがあったら良いなぁ」という理想を実現した一台といえるのではないかと思います。

型式はBCNR33、生産台数も約400台と希少価値も高そうだ

こちらはリヤビュー。

サイドスカートやリヤスポイラーの主張も中々に強烈で、リヤエンドには「SKYLINE GT-R」のバッジももちろん貼付。

なお型式は、2ドアクーペ同様にBCNR33にて登録されており、生産台数も約400台ほどと少ないため、その希少価値は高いものと予想されます。

専用チューニングにより最高出力500psまでパワーアップ!

気になるパワートレインですが、従来通りであれば排気量2.6L RB26型直列6気筒エンジンを搭載し、自主規制いっぱいの最高出力280ps/最大トルク368Nmを発揮しますが、MIDORI整備センターでの特別チューニングにより、GT2530タービンやカム、I/J・O/C、クラッチ強化、専用車高調のインストールなどにより、最高出力500psにまで大幅強化。

さらに2021年12月には、エンジンをフルオーバーホール済みとのことで、エンジンのコンディションとして抜群。

トランスミッションは5速MTのみ/駆動方式は四輪駆動(4WD)のみをラインナップ。

インテリアはこんな感じで、JDMスポーツカーなので右ハンドル仕様。

なおグーネット情報を見ていくと、車検は2023年5月で、ボディカラーはシルバー、修復歴は無しですが、なぜか走行距離は「改ざん車」と記載されているため、どの程度走られているかは不明。

価格はやっぱり1,000万円超え?

最後に気になる価格帯ですが、グーネットでは「応談」となっているものの、恐らく1,200万円~1,400万円ほどではないかと推測。

もちろん、これ以上の価格帯となる可能性も十分に考えられますし、2023年には25年ルールが解禁となるため、更に高騰することも考えられそうです(販売ページはコチラ)。

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Reference:CARSCOOPS