盗難車みたいで怖いな…ブガッティ新型シロンスーパースポーツ300+の「フロントパネルのみ」が販売中。「価格は日産の新型GT-R R35 Nismo×2台分」「フロントパネルはフランス製ではない?」

2022-07-06

ブガッティ・シロンスーパースポーツ300+は、数少ない「オプションが極端に少ないハイパーカー」

ここからは参考情報になりますが、ブガッティ・シロンといえば高度なカスタマイズを可能とする数少ないメーカーとしても有名で、ボディカラーにしてもオーナーが求めるカラーコードで実現するなど、その可能性の幅は無限大。

そのため、ボディカラーやインテリアカラーなどのオプション費用だけで1億円に到達するシロンが、日本人オーナーに納車されているのも非常に有名な話。

そのなかでも世界限定30台のみ販売されたスーパースポーツ300+は、ブガッティのラインナップモデルの中で最もカスタマイズの幅が少なく、ボディカラー(ブラックベースのオレンジストライプは固定)や、基本的な仕様、そして内装の素材やカラーリングも固定されているため、唯一変更可能なのはスカイビュールーフぐらいでしょうか(上の画像の左手前がスカイビュールーフを装着している)。

スカイビュールーフのオプション費用は62,000ドル

あとこれも参考までにですが、スカイビュールーフのメーカーオプション価格は62,000ドルとのことで、これを日本円で換算すると約786万円。

ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ Proto Spec(RZ34)が余裕で一台購入できるレベルで、改めてブガッティのオプションやメンテナンスコストは普通ではないことがわかります。


改めて今回のフロントバンパーパネルは、入手経路も含めて謎が多い

少し話は逸れてしまいましたが、先述の通りブラック×オレンジストライプが固定されたシロンスーパースポーツ300+ともなれば、今回のフロントバンパーは「最終塗装工程前」に入手したキットである可能性も高そうですね。

あと今回のフロントバンパーパネル以外にも、以下のようなパーツも高額値で販売されていることが確認できます(販売ページはコチラ)。

◇ブガッティ・シロンのフロントフード:49,999ドル(日本円に換算して約633万円)

◇ブガッティ・シロンフロントバンパー(フロントロアグリル付き):79,999ドル(日本円に換算して約1,013万円)

◇ブガッティ・ヴェイロンフロントバンパー(アッパーパーツ):44,000ドル(日本円に換算して約557万円)

◇ブガッティ・シロン(フロントグリルクローム):15,000ドル(日本円に換算して約190万円)

参考までに、世界限定30台のみ販売されたシロンスーパースポーツ300+のパワートレインは、排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力1,600ps/最大トルク1,600Nmを発揮、最高時速は490,484km(304.77マイル)と、世界で初めて「公式で300マイルの壁を破った車」として記録。

なおこの記録は、ギネス世界記録ではなくドイツ技術検査協会・認証機関であるTUV(テュフ)により認証されたものとなります。

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Reference:PARTS4 USA, CARSCOOPS