盗難車みたいで怖いな…ブガッティ新型シロンスーパースポーツ300＋の「フロントパネルのみ」が販売中。「価格は日産の新型GT-R R35 Nismo×2台分」「フロントパネルはフランス製ではない？」

2022-05-272022-07-06

相変らずブガッティモデルのパーツ単体は高額だ

フランスのハイパーカーメーカーでお馴染みブガッティ。

日本の大富豪である前澤友作 氏や、芝浦グループホールディングスの新地哲己 氏、そして過去には芸人ビートたけし(北野武)氏も所有していることで有名です。

そして今回、世界限定30台のみ販売されたブガッティ新型シロンスーパースポーツ300＋(Bugatti Chiron Super Sport 300＋)のフロントバンパーパネルのみが、”とんでもない価格”にて販売されているとして大きな話題となっています。

過去にも、カーボンルーフやヴェイロン(Veyron)のホイール4本が驚くような価格帯にて販売されましたが、今回のフロントバンパーパネルはいくらにて販売されているのかチェックしていきましょう。

何だか不気味というか…まるで例の盗難車みたいな掲載で嫌だな…

こちらが今回、海外販売サイトPARTS4 USAにて販売されているブガッティ新型シロンスーパースポーツ300＋のフロントバンパーパネル。

価格帯は何と399,999ドル(日本円に換算して約5,070万円)とのことで、2022年モデルの日産・新型GT-R R35 Nismo(2,420万円)が2台分、もしくはランボルギーニ・アヴェンタドールSV(Lamborghini Aventador SV)の新車が1台購入できるレベル。

そして販売サイトに掲載されているトップ画像が上の通りなので、ちょっと不気味と言いますか…過去に大きな話題となった日本製(JDM)スポーツカーの盗難車を販売していたJ-Spec Auto Sportsを思い出せるような画像にも見えたり。

なお販売元の情報をチェックしていくと、販売対象はフロントバンパーやフロントボンネット、フロントフェンダーを含むキットになるそうですが、パネル素材はオールカーボンファイバー製で、且つその上からホワイトに塗装しているそうです。

カーボンファイバー製フロントバンパーはフランス製ではない？

パネルの裏面を見ていくと、確かにカーボンファイバ製であることはわかるのですが、ちょっと意外だったのが製造元。

今回販売されているフロントバンパーパネルが、本物のシロンスーパースポーツ300＋用なのかは明らかではないものの、「Made in Austria(オーストリア製)」と表記され、製造日は2020年9月。

ブガッティがサプライヤーに依頼している企業がオーストリアである可能性もありますし、しかしそのあたりの詳細を確認することは難しく、手軽に誰でも購入できるものでもないため、尚のこと「怪しい」と思ってしまうのが正直なところ(入手ルートも記載されていない)。

販売元の情報を改めて見ていくと、全て新品でフロントリップやフェンダー、フロントフードにキズなどは一切ないそうです。

2ページ目：シロンスーパースポーツ300＋は、ブガッティのラインナップで希少ともいえる「オプションがほとんど存在しない」モデル？