フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーの乗り心地を改めて考えてみる。試乗したホンダ新型ステップワゴンと比較すると突き上げはステップワゴンの方が抑えられている
乗り心地や快適性で考えると、新型ステップワゴンの方が良く仕上がっている
さてさて、2022年5月27日に発売されたばかりとなるホンダのフルモデルチェンジ版・新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)ですが、いつもお世話になっているホンダディーラーにて、発売日初日にエアロボディのe:HEV SPADA(2WD)を試乗させていただくことに。
今回試乗させていただいたモデルは、16インチのタイヤアルミホイールを装着したモデルになるため、私が購入・契約したe:HEV SPADA PREMIUM LINE(2WD)だと17インチタイヤホイールが装着されるので、若干の乗り心地や後方からの突き上げも変化してくるものと予想されます。
今回の試乗で最も注目したかったポイントとしては、私が所有するトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z(2WD)と比較して、どちらが後方からの突き上げが大きいのか?ということ。
早速両車を乗り比べての雑感をまとめていきたいと思います。
新型ヴォクシーの後席の乗り心地や突き上げは?
まずは普段使いとしても活用しているトヨタ新型ヴォクシーの乗り心地などについてインプレッションしていきましょう。
前回のブログでもお伝えの通り、17インチタイヤホイールを装着している影響もあるとは思いますが、公道走行時にちょっとした段差やマンホールの通過、高速道路のつなぎ目を通過する際の突き上げが目立つ印象で、その突き上げが2列目キャプテンシートに乗っていても伝わってくるレベル。
振動や突き上げがあるからといって、ミドルサイズミニバンとしての完成度は十分高い
あとは高速道路などで速度域が上がってくるポイントだと、シートからの振動や格納式のサイドテーブルの振動が目立つ印象ですが、この辺りは「不快にならないレベル」の振動なので、特にネガティブに感じるほどでもなく完成度としては十分。
ただ、走行中の後席でのパソコン業務などを行う際は、格納式サイドテーブルにマウスを置くと「カタカタカタカタ…」と振動してマウスが動いてしまい、ディスプレイ上のマウスカーソルが行方不明になってしまうことも多々あるため、あくまでも作業する場合は停車時の方が良さそうです。
新型ノア/ヴォクシーはあくまでもファミリーユースのミドルサイズミニバン!
ちなみに、後方からの突き上げがどうしても気になり、更なる上質なミニバンを求める方の場合は、ラージサイズミニバンのアルファード(ALPHARD)/ヴェルファイア(VELLFIRE)がおススメ。
この辺りは、新型ノア/ヴォクシーのようなミドルサイズミニバンと、アルファード/ヴェルファイアのラージサイズミニバンの立ち位置を踏まえた上で、新型ノア/ヴォクシーはあくまでも「家族移動を楽しめるようなファミリーミニバン」だと考えています。
そこまで厳しく評価するところではないと思いますが、それだけユーザーが車に求めるレベルも高く、それに対して自動車メーカーが応えるようなモノづくりをしていることは確かだと考えますが、どうしても乗り心地というファクターを重要視する方は、サイズや価格面で許されるのであれば、先述の通りアルファード/ヴェルファイアの方がおススメかもしれませんね。