フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーのちょっと不満に思うポイント!「後席シートレバーがカタい」「ナビのルート案内が中々にポンコツ」等

2022-07-06

新型ヴォクシーの満足度は総じて高いが、細かいところを見ていくと気になるところは結構多い

2022年3月に私に納車されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z(2WD)ですが、走行距離も2,000kmを優に超え、この夏に向けて家族旅行などの関係で長距離移動が複数あるため、おそらく3,000km~4,000kmまで増えるのではないかと思います。

新型ヴォクシーの満足度としては非常に高く、子供からの評判も非常に良いので、長距離移動の際は「ミニバン以外の車」は利用できない可能性が高そうです。

そこで今回は、実際に新型ヴォクシーを普段使い・長距離移動してみて気になる・不満に思うポイントをいくつチェックしていきたいと思います。


新世代コネクティッドナビのルートオプションが中々にポンコツ

まず真っ先に不満に思うポイントはナビ関連。

これは新型ノア/ヴォクシーに限らず、レクサス新型NX/LX600、そして今後のトヨタ/レクサスの一部改良版やマイナーチェンジ版、フルモデルチェンジ版全てに言えることだと思うのですが、とにかく新世代コネクティッドナビのルートオプションがポンコツ(上の画像はレクサスNXの14インチディスプレイオーディオ)。

ルート検索(行き先指定)の精度としては十分なのですが、問題なのは自車位置から目的地までのルート指定。

「下道優先」「有料道路優先」などの指定ができない

これまでのトヨタ/レクサスのルートオプションは「推奨優先」「一般優先(下道)」「有料道路優先」「距離優先」が主でしたが、新世代コネクティッドナビでは、「推奨」「最短」「時間優先」「関東ETC2.0料金割引優先」の4種類のみ。

中距離~長距離を下道で移動したいにも関わらず、「一般優先」が無いのは非常に不便。

こういった場合、「最短」を選ぶと下道で行ける可能性が高いのですが、ルートによっては「高速道路の方が少し遠回りで距離が長い」こともあれば、「下道の方が少し遠回りで距離が長い」ということも考えられるため、そういった場合だと「最短」が全く使えないことも。

レクサス新型NXはOTAアップデートによりルートオプションが改善されたが…

なおレクサス新型NXでは、さすがにユーザーからの不満が多かったのか、発売されて約半年後にようやくリモートアップデートが施され、「一般優先」「距離優先」「時間優先」といった従来通りのルートオプションが選択できるようになりましたが、この辺りのユーザーからの反応に対するレスポンスの遅さはトヨタ/レクサスの残念なところ(何のためのリモートアップデートなのだろう…)。

ちなみに、2022年6月11日時点で新型ノア/ヴォクシーのルートオプションも「距離優先」「一般優先」「時間優先」といったリモートアップデートは一切施されていないですし、このまま使い勝手が宜しくないままナビを使うことになることも考えられそうです。

2ページ目:高速道路走行中に自車位置を測位できず、なぜか一般道に?2列目シート調整は子供には難しい?