いつから君は高級車になったんだ…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーが中古車サイトにて565万円で販売中。新車総額でも500万円未満だと思うが
前回の新型シエンタ/フェアレディZ(RZ34)も同様だが、最近の中古車相場はバグってる
2022年1月に発表・発売されて8か月近くが経過するトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota )/ヴォクシー(New Voxy)。
ミドルサイズミニバンとしてファミリー層から圧倒的な支持を得ている人気モデルですが、このモデルが中古車サイト・カーセンサーにてとんでもない金額で販売されています。
ここ最近の中古車市場は、昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足などが原因で、「新車価格よりも高く販売」されている例が多く、日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)は、新車価格の3倍近くとなる1,850万円にて販売されるというケースも。
そして2022年8月23日に発表・発売されたばかりとなる新型シエンタ(New Sienta)に関しても、こちらも新車総額よりも高い375万円にて販売されるなど、ほんの数年前では考えられないようなことが起きています。
そして今回の新型ヴォクシーの中古車も、やはり長納期化による付加価値を狙った転売だと考えられますが、その価格はミドルサイズミニバンの価格帯とは思えないほどとなっています。
カーセンサーに掲載されている新型ヴォクシーの仕様はこうなっている
上の画像はあくまでもイメージになりますが、今回中古車サイト・カーセンサーにて販売されているのは、上位グレードとなるハイブリッドS-Z(2WD)。
販売元は、広島県広島市を拠点とするCarMall(カーモール)さん。
早速仕様をチェックしていくと、ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャインで、年式としては2022年式、走行距離は僅か5km、そして車検有無が2025年8月であることから、2022年8月に納車されたばかりで(1か月も経過していない可能性も?)、公道にて走らせることもなくそのまま販売した可能性が高そう。
備考欄をチェックしていくと、以下の装備・オプションが設定されているようですね。
◇10.5インチディスプレイ&HDMI
◇ドライビングサポート
◇スペアタイヤ
◇アドバンスドドライブ
◇LEDヘッド
◇快適便利パッケージ(High)
◇ユニバーサルステップ
◇TV+DVDデッキ
◇ETC
実際の新車価格はいくらぐらいになる?
備考欄の情報を参考にしつつ、カーセンサーにて掲載されている画像をチェックしながらディーラーオプション内容も含めると、(諸費用を除く)新車としての総支払額は以下の通り。
①車両本体価格:3,740,000円
②メーカーオプション:840,400円
・ホワイトパールクリスタルシャイン:33,000円
・快適利便パッケージ(High):148,500円
-ハンズフリーデュアルパワースライドドア(挟み込み防止機能付)
-パワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能・パワーバックドアスイッチ<車両サイド>付)
-ナノイーX
-ステアリングヒーター
-キャプテンシート追加機能:シートヒーター・オットマン[2WD車のみ]+角度調整付アームレスト[2WD車のみ]・ユニバーサルステップ(助手席):33,000円
・TV(フルセグ)+CD/DVDデッキ:74,800円
・プロジェクター式LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプ(デイライト機能付):62,700円
・ETC2.0ユニット(VICS機能付):27,500円
・セットオプション:273,900円
-ブラインドスポットモニター[BSM]
-安心降車アシスト(ドアオープン制御付)[SEA]
-トヨタチームメイト・アドバンストパーク(ハイブリッド車はリモート機能付)
-パーキングサポートブレーキ(周囲静止物)
-寒冷地仕様・ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)PLUS:88,000円
・ドライビングサポートパッケージ:99,000円
-カラーヘッドアップディスプレイ
-デジタルインナーミラー
③ディーラーオプション:59,200円
・フロアマット(デラックス):56,100円
・ナンバーフレーム(フロント・リヤ):3,100円
④新車支払総額(①+②+③):4,639,600円
諸費用は含めていませんが、掲載されている画像から判断してモデリスタ(MODELLISTA)などのフルエアロは装着されず、後席14インチ有機ELリヤモニターなども装備されていないことを考えて、新車支払総額としては約464万円ほどと予想。
先程の中古総額565.4万円に比べると、約+100万円も高額となっていますが、改めて思うのは「新型ヴォクシーの上位グレードにそこまでの価値があるのかどうか?」ということ。