えっ、もう?2022年6月に一部改良されたばかりのスズキ新型ジムニー/ジムニーシエラが10月に受注停止との噂。実際にスズキディーラーにも確認し、最新納期情報もチェック

どの自動車メーカーも大変な状況であり、スズキにとってもジムニーが受注停止となるのは大きな痛手になる

2022年6月に一部改良版として新しく発表・発売されたスズキ新型ジムニー(Suzuki New Jimny)/ジムニーシエラ(New Jimny Sierra)。

一部改良内容としては以下の通りで、内外装デザインの変更は特にないものの、法規制対応や予防安全装備の義務化が主となり、しかしその一方で「ジムニーの特徴や強みが無くなってないか?」という意見もあるようです。

【(2023年)一部改良版・新型ジムニー/ジムニーシエラの変更・改良内容】

◇5速MTに停車時アイドリングストップ機能を追加(2WD走行時のみ作動)

◇一部インパネのレイアウト等を変更

◇スズキセーフティサポート(Suzuki Safety Support)標準装備

◇衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車

◇ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車

特にSuzuki Safety Supportが標準装備化したことで、車両本体価格も大きく跳ね上がっている印象を受けますが、こうした一方でジムニー/ジムニーシエラが早くも受注停止?との噂が浮上しているようです。

具体的に「いつ頃より」受注停止と噂されているのか?さっそくチェックしていきましょう。


一部メディアの報道によると、2022年10月に受注一旦停止のようだが…?

早速一部カーメディアによって配信されたジムニー/ジムニーシエラに関する不穏な噂をチェックしていくと、どうやらメーカーから正式に通達が来た情報ではなく、あくまでも取材されたというスズキディーラーのスタッフによる予想・私見のようで、「近いうちに(10月から)ジムニーシエラが受注停止の可能性あり」「ジムニー/ジムニーシエラの値引きがゼロになる可能性がある」とのことで、加えて「5ドア版ジムニーの販売は厳しい」との説明も。

ちなみに私がいつもお世話になっているスズキディーラーにも取材させていただき、「ジムニー/ジムニーシエラが2022年10月に受注を一旦停止するのかどうか」を確認してみたところ、「今のところそういった話は無いが、納期が今後延びる恐れは十分に考えられる」とのこと。

ジムニーはインドの工場でも輸出向けとして生産されているが…?

そしてスズキ・ジムニーといえば、2021年1月の公式プレスリリースにて、海外への輸出用としてインド・グルガオン工場にて生産することを正式に発表し、日本向けの生産の滞りを無くすだけでなく、納期を大幅に短縮する狙いもあったものの、残念ながらプレスリリースから1年半以上が経過した今でも納期の短縮はほとんど無し。

っというのも、生産能力の問題というよりも、やはり他の自動車メーカーでも頭を悩ませている部品供給不足や半導体の供給不足が大きく影響しているとのことで、これらが解消されない限りは早期的な納車は難しいとのこと。

そして、新車価格よりも中古車相場の方が高騰している状況も避けられず、新車・新型車の長納期化が続く以上は、しばらく中古車バブルは続くことが予想されています(中古車相場が高騰することが悪いわけではないが、納車待ちや検討している方からすると歓迎されるものではない)。

2ページ目:スズキの新車/新型車の2022年9月上旬時点での最新納期情報は?