トヨタ新型ハリアーPHEVの燃費やEV航続距離などが明らかに!実はハイブリッド(HEV)モデルやRAV4 PHVよりも燃費やエンジンスペックが劣っていた件

トヨタ新型ハリアーPHEVの具体的な燃費・電費性能もチェックしていこう

続いては、トヨタ新型ハリアーPHEVの燃費情報もチェックしていきましょう。

燃費情報に関しては、同じプラグインハイブリッドシステムを採用するRAV4 PHVや、スタンダードな一部改良版・新型ハリアーハイブリッドの燃費とも比較していきたいと思います。

【(2023年)新型ハリアーPHEVの主要諸元②一覧】

[ハリアーPHEV]

◇WLTCモード
・WLTCモード平均燃費:20.5km/L
・WLTC市街地モード燃費:18.4km/L
・WLTC郊外モード燃費:21.8km/L
・WLTC高速道路モード燃費:20.7km/L


[RAV4 PHV]

◇WLTCモード
・WLTCモード平均燃費:22.2km/L
・WLTC市街地モード燃費:20.5km/L
・WLTC郊外モード燃費:23.0km/L
・WLTC高速道路モード燃費:22.5km/L


[ハリアーHYBRID(E-Four)]

◇WLTCモード
・WLTCモード平均燃費:21.6km/L
・WLTC市街地モード燃費:18.9km/L
・WLTC郊外モード燃費:24.2km/L
・WLTC高速道路モード燃費:21.4km/L

上の項目にもある通り、RAV4 PHVよりも+30kg重いことが影響しているからなのか、燃費性能としてはハリアーPHEVの方が良くない印象を受けますね。

更に一部改良版・新型ハリアーハイブリッドで同じ四輪駆動(E-Four)であっても、ハイブリッドモデルの方が燃費は良く、無給油1,000km走行も優に実現できそうですね。

こうして比較してみると、車両本体価格620万円を支払ってまでハリアーPHEVに乗りたいか?と言われるとそうでもなく、ハリアーの最上級グレードとなるHYBRID Z Leather Package[E-Four]5,148,000円との価格差 約100万円で考えると、それならハイブリッド版を購入した方が良い…という風になるかもしれませんね。


新型ハリアーPHEVのEV性能は?RAV4 PHVと比べると?

最後は、新型ハリアーPHEVのバッテリーEVによる航続可能距離や電費性能をチェックしていきましょ。

【(2023年)新型ハリアーPHEVの主要諸元③一覧】

[ハリアーPHEV]

◇充電電力使用時走行距離(プラグインレンジ、国土交通省審査値):93km

◇EV走行換算距離(等価BEVレンジ、国土交通省審査値):93km

◇交流電力量消費率(国土交通省審査値)
・WLTCモード平均電費:160Wh/km
・WLTC市街地モード電費:137Wh/km
・WLTC郊外モード電費:150Wh/km
・WLTC高速道路モード電費:179Wh/km

◇電力消費率(参考値)
・WLTCモード平均電費:6.25km/Wh
・WLTC市街地モード電費:7.30km/Wh
・WLTC郊外モード電費:6.67km/Wh
・WLTC高速道路モード電費:5.59km/Wh

◇一充電消費電力量(国土交通省審査値):14.91kWh/回


[RAV4 PHV]

◇充電電力使用時走行距離(プラグインレンジ、国土交通省審査値):95km

◇EV走行換算距離(等価BEVレンジ、国土交通省審査値):95km

◇交流電力量消費率(国土交通省審査値)
・WLTCモード平均電費:155Wh/km
・WLTC市街地モード電費:125Wh/km
・WLTC郊外モード電費:133Wh/km
・WLTC高速道路モード電費:171Wh/km

◇電力消費率(参考値)
・WLTCモード平均電費:6.45km/Wh
・WLTC市街地モード電費:8.00km/Wh
・WLTC郊外モード電費:7.52km/Wh
・WLTC高速道路モード電費:5.85km/Wh

◇一充電消費電力量(国土交通省審査値):14.81kWh/回

以上がバッテリーEVでの航続可能距離や電費性能についてですが、こちらもやはりハリアーの方が車体重量が重いからなのか、RAV4 PHVの方が少しだけ数値が上。

この辺りの差は微々たるものだと思われ、実測値で考えたら誤差程度だと考えられますが、先ほどの燃費性能同様に購買意欲を掻き立てるようなポイントはちょっと少ないようにも感じられますね。

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