アキュラ(ホンダ)幹部がフルモデルチェンジ版・新型NSX(3代目)について言及「次期NSXは電気自動車となるだろう…ただ加速が速いだけの直線番長にはならない」

ちなみに最後のハイブリッドスーパーカーとなる新型NSXタイプSは2022年8月4日に発売されたばかり

2022年8月4日に日本でもようやく発売された世界限定350台(日本では僅か30台のみ)となるホンダ新型NSXタイプS(Honda New NSX Type S)。

最後の内燃機関を搭載するV型6気筒ツインターボ+電気モーターを組み合わせたハイブリッドスーパーカーで、2022年後半頃より日本人オーナーにも納車される予定となっています。

NSXタイプSを最後に、2代目は完全に販売・生産終了することがきまりましたが、早くもの3代目となる次期NSXを匂わせるティーザー画像も公開され、更に将来的に電気自動車(ピュアEV)として復活するともいわれています。

今回は、次期NSXに関してメディアがホンダの北米部門となるアキュラ幹部とインタビューした内容を公開しているので、早速その中身をチェックしていきたいと思います。


ピュアEV版の次期NSXは直線だけでなくトータルパフォーマンスも高そうだ

次期NSXの可能性について取り上げているのは週間ニュース誌Nikkei Asiaで、アキュラ幹部であるジョン・イケダ氏とのインタビューより「私は新型NSXに力を注いでいる。それは電気自動車として復活する可能性があるだろう」と可能性を示唆しつつ、これまで技術のホンダ(アキュラ)が積み上げてきた内燃機関は搭載されず、ピュアEV版としてモーターやバッテリーを組み合わせることで、トルクフルな桁違いのスペックを持つことが期待されています。

加えてジョン・イケダ氏は、次期NSXについて「ピュアEVだからといって直線で速いだけのスーパーカーにすることはない。パフォーマンスマシンとしてバランスの取れたモデルになる」と述べており、これまで登場してきたNSXの血統を受け継ぐことを意味しています。

デビュー時期は2026年が濃厚か?

ちなみにNikkei Asiaの報道によれば、新型NSXのデビュー時期としては、Honda e:Architectureを新たに導入する2026年頃が濃厚とのことで、電動化に対応したプラットフォームはもちろんのこと、内装も先進性を備えるフルデジタル化、Honda CONNECTとHonda SENSINGのアップデート、タイプSでは得られない圧倒的なパフォーマンスと加速性能、そして充実した航続可能距離を持つことで、将来的に登場するであろう次期GT-R R36や、ランボルギーニ、フェラーリ、マクラーレンのピュアEVスーパーカーに対抗する一台となりそうです。

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