アキュラ(ホンダ)幹部がフルモデルチェンジ版・新型NSX(3代目)について言及「次期NSXは電気自動車となるだろう…ただ加速が速いだけの直線番長にはならない」

ホンダのピュアEVモデルはまだまだ成功には程遠い内容

なおホンダは、2030年までにEV生産台数を200万台以上にすることを目標に掲げるだけでなく、グローバルモデルを30車種にまで拡大することを明らかにしていますが、その先駆けとして中国市場では、新型ヴェゼル(New Vezel)のピュアEV版となるe:NS1/e:NP1がラインナップされ、その後2024年にはプロローグやアキュラZDXが導入されるなど、少しずつピュアEVのラインナップを増やしています。

なお新型プロローグとアキュラZDXは、ゼネラルモーターズ(GM)が開発したアルティウム(Ultium)プラットフォームをベースしているため、これによって市場での競争力を高めることが狙いとなっていますが、今のところホンダのEV事業が成功しているとは言い難い内容で、特にホンダのピュアEVモデルの第一弾となるHonda eは、存在感を上手く発揮できていないのが現状です。

特に新型プロローグは、「日常的なドライビングと週末の遠出による外出を満足させることができるアドベンチャー感あふれるSUV」というのがコンセプトなので、おそらく北米市場での導入も視野に入れ、フォード・マスタングマッハE(Ford Mustang Mach E)も競合になると予想されます。

日本国内での市販化については不明ですが、仮に日本に導入されるのであれば、(プロローグのサイズ感は不明ながらも)多分トヨタbZ4X/スバル・ソルテラ/レクサスRZ450eが競合になるかもしれないですね。


ピュアEVだけじゃない!アキュラはノンハイブリッドのハイパフォーマンススポーツカーの開発も継続している?

これだけ電動化に力を入れているホンダ/アキュラですが、一方でちょっとユニークなのは、北米市場向けとして展開している新型インテグラ(New Integra)にタイプSが追加ラインナップされる可能性があるということ。

パワートレインはもちろん、ピュアEVでもハイブリッドでもなく、従来インテグラの排気量1.5L 直列4気筒ターボエンジンか、シビックタイプRと同じ排気量2.0L 直列4気筒VTECターボエンジンを搭載することが考えられます。

これは前回のブログでもお伝えの通り、アメリカの公道にて謎の開発車両が初スパイショットされ、その後ろ姿から見るに、独特のテール意匠は新型インテグラそのもので、しかもフィン付の過激なリヤディフューザーが装備され、マフラーはホンダ・シビックタイプR(Honda Civic Type R)と同じセンター3本出しマフラーをインストール。

真ん中のエキゾーストパイプが小口径なので、新型のFL5ではなく先代FK8の可能性も考えられますが、このタイミングでタイプSらしき開発車両がスパイショットされるということは、2022年末もしくは2023年明け早々にアキュラからのサプライズも考えられるかもしれません。

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Reference:NikkeiAsia