フェラーリが突如としてワンオフモデルの新型SP51を世界初公開！812GTSをベースに1955年の410S レースカーをモチーフにしたレトロスタイルに

2022-09-29

引き続き、フェラーリのワンオフモデルとなる新型SP51を見ていこう

こちらはフェラーリ新型SP51のリヤビュー。

本モデルのデザインで最も目を引く要素は、運転席と助手席の後ろにある2つのフライングバットレスを橋渡しする横方向のカーボンウィングで、フェラーリによると、これは1960年代のスポーツプロトタイプで使用されたタルガのデザインをスタイル的に参照したもので、中央のバーが強度を高めているそうです。

ただ単純に強度を高めたり、軽量化のためにカーボンファイバパーツを使用するだけでなく、フェラーリの旧世代モデルに敬意を表して採用するところは、おそらくオーナーの徹底したこだわりとフェラーリに対する忠誠心があるものと予想されますし、このデザインを取り入れるのにどれだけの開発費用を投じているのかも気になります。

エクステリアとリンクする拘りぬいたインテリア

続いてインテリアもチェックしていきましょう。

エクステリアに比べると変化は小さいものの、812GTSをベースにしつつ、フェラーリは2つの特定のアイデアを採用しているそうです。

・エクステリアに採用されたブルー＆ホワイトのダブルセンターストライプカラーを、ダッシュボードやリヤファイアウォール、センタートンネルにも適用

・ボディカラーのロッソ・パッショナーレをベースに、アルカンターラシート＆ファブリックトリムに採用

確かにエクステリアのセンターストライプにリンクするようなオシャレなデザインで、この内装に仕上げるだけでも相当な費用が掛かってそうですね。

パワートレインについては、812GTSから特に変化なく排気量6.5L　V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力800ps／8,500rpm、最大トルク718Nm／7,000rpmを発揮し、パフォーマンス面においても812GTSと基本的には同じものになると考えられます。

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Reference：CARSCOOPS, Ferrari