さすがにやり過ぎじゃないかい?(2022年)日産の特別仕様車GT-R R35 T-Specが大手中古車サイト・カーセンサーにて約7,000万円で販売中!なお2023年には改良モデルも登場予定だが…

ここ最近の中古車市場はかなりバグっているが、さすがにこれはやり過ぎだと思う

どの自動車メーカーも新型車・新車の納期は「半年以上/1年以上」が当たり前になってきましたが、長納期化していることを理由に中古車市場では新車価格よりも高い値段で販売されている例が非常に多く、SUVやミニバンはもちろんのこと、日本製(JDM)スポーツカーも常軌を逸したレベルにて高騰しています。

ここ最近だと、ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)が新車価格の2.5倍以上となる1,850万円にて転売され大きな話題となりましたが、今回はそれよりも更にぶっ飛んだ価格帯にて”とある”JDMスポーツカーが販売されています。

そのモデルというのが、日産が日本限定100台+αのみ抽選販売した特別仕様車GT-R R35 T-Specで、その中でも7割以上の割り当てがあったPremium EditonベースのT-Specとなるわけですが、何と新車価格の4倍以上となっています。


仮にそれだけのプレミア価値があるとして、本当にこの金額で売れるのかは疑問

こちらが今回、大手中古車サイト・カーセンサーにて販売されているGT-R R35 Premium Edition T-Spec[4WD]。

新車としての車両本体価格は15,904,900円(税込み)となるため、フルオプション込みでも約1,800万円~1,900万円が妥当なところでしょうか。

これに対して、カーセンサーでは驚きの6,980万円(税込み)にて販売され、諸費用などを含めての総支払額が7,030万円(税込み)というとんでもない金額。

この価格帯であれば、世界限定900台のみ販売されたランボルギーニ・アヴェンタドールSVJクーペ(Lamborghini Aventador SVJ Coupe)が購入できそう…

単純計算ではありますが、新車での車両本体価格に対しての中古車両本体価格が約4.4倍となるため、先ほど例に挙げた新型フェアレディZとは比べ物にならないレベル。

新型ランクル300/LX600でも露骨な転売が目立っていたが…T-Specは更に上をいっていた

ここ最近落ち着いてはきましたが、転売の対象となっているトヨタ新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)やレクサス新型LX600でも、新車販売価格帯に対して約1.5倍~2倍ぐらい高く転売されていますが、これに比べるとGT-R R35の中古販売価格は異常。

今回の出品車両は、納車後僅か半年ほどで7,000km近くも走られた模様

なおこのモデルを販売するのは、京都府八幡市を拠点とするLibra(リブラ)京都さんで、年式はもちろん2022年式、車検有無が2025年3月となっているため、おそらく顧客向けに納車されたのは2022年3月だと思いますから、実質オーナーが所有していたであろう期間は半年ほど(しかもワンオーナー)。

走行距離も約7,000kmと結構走られている印象なので、オーナーとしては快適なGT-R R35ライフを過ごしたのではないかと思われます。

そして気になる仕様ですが、カーセンサーに掲載されている内容は以下の通り。

ボディカラー:ミッドナイトパープル

内装:Premium Edition T-Spec専用カラー(グリーン系)

シート表皮:本革&スエードコンビシート

その他:インテリキー/プッシュスタート/ナビTV/アルカンターラ内装/カーボン製リアスポイラー/ブレンボ/レイズ製鍛造アルミホイール

2ページ目:これだけ異常な高騰を目立つGT-R R35だが、実は2023年に新たな一部改良版モデルが登場する予定?