トヨタが2022年9月「4回目」となる工場出荷目途一覧を更新!「ようやく新型GR86/C-HR HEVの受注停止が明確に」「短納期は新型ルーミー/パッソ」「新型ノア/ヴォクシーはまだまだ納期がかかりそう」

トヨタが毎週更新している工場出荷目途一覧も、販売店に丸投げするようなケースが多い気がする

そして今回のトヨタ工場出荷目途一覧で最も残念だったのは、2022年8月23日に発表・発売されたばかりのフルモデルチェンジ版・新型シエンタ(New Sienta)と、同年9月1日に発売された新型クラウン(New Crown)の工場出荷目途が全くわからないということ。

たとえばグレードやオプションによってグレードが大きく異なるとはいえ、最も最短で納車が可能となるであろうグレードや、最も納車が遅くなるであろうグレードが一切記載されておらず、全て販売店に丸投げするような形で「詳しくは販売店にお問い合わせください」の一言で終らせてしまっています。

「詳しくは販売店にお問い合わせください」に記載されていても、販売店が把握していないことも多い

これは前回のブログでもお伝えしましたが、「詳しくは販売店にお問い合わせください」と公式ホームページに記載されていても、販売店側も「メーカーに確認してみないとわからない」「メーカーに確認しても未定という回答が返ってくる場合が多い」など、販売店でも確認が難しい状況が続いているため、結果としては「具体的な情報を聞き出したり」「出荷目途を把握することができない」状態になっているんですね。


新型ノア/ヴォクシーも発売されて8か月以上が経過しているが、まだまだ不明な点が多い

そしてこちらも非常に問題視されているのが、2022年1月に発売されて8か月以上が経過している新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)ですが、これらのモデルも発売されて数か月が経過した後に、次から次へと「Aのオプションを装備すると納期が遅れる」「Bのオプションを装備すると納期が更に遅れる」など、最初は全く指摘されていなかったポイントが、後だしじゃんけんで納期トラブルへと発展しています。

例えば上位グレードに設定可能なプロジェクター式三眼LEDヘッドライトを装備すると納期遅れが生じるという問題も、トヨタ公式ホームページでも掲載されていませんし、後々メーカーからディーラーへの通達で始めたわかったものですから、最も納期の詳細を知りたいであろうユーザーに一切開示しないところでも、納車待ちのユーザーからすると不信感が強まっているとの話も。

「見える化」と「情報共有」を大事にしているトヨタであれば、新型シエンタのように「このオプションを装備すると生産が後回しになる、納期が遅れる」といった細かな情報を提供しても良いのではないか?と思ったりもします。

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Reference:Toyota