フェラーリ新型ローマにハイパフォーマンスモデル?V型12気筒エンジン搭載の可能性を秘めた謎の開発車両がスパイショット!もしや812スーパーファストの後継?
ローマをベースにした派生モデルという可能性もあるが
フェラーリのエントリー2ドアクーペでお馴染み新型ローマ(Ferrari New Roma)。
ハードトップ仕様のオープンモデルがポルトフィーノ(Portofino)となるため、フェラーリのラインナップモデルとしては、それぞれ同じV型8気筒ツインターボエンジンを搭載しながらも、クーペタイプとコンバーチブルタイプでキャラクターとしての差別化を図ってきたようにも感じられますが、ここ最近になって新型ローマをベースにした様々な派生車種を思わせる開発車両がスパイショットされています。
ここ最近だと、ローマをベースにしたオープン仕様のローマスパイダー?と思わしき開発車両がスパイショットされていましたが、今回はクーペをベースにした更なるハイパフォーマンスモデル?と思わしき開発車両もスパイショットされています。
様々な噂はあるものの、既に販売終了した812スーパーファストの後継の可能性も高そう
こちらが今回、イタリアのフェラーリ本社近くにスパイショットされた新型ローマをベースにした開発車両。
一見してV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する現行ローマと大きな違いは無いようにも見えますが、カモフラージュラッピングによる偽装の影響もあるとは思いますが、フロントのボディ同色グリルがブラックアウトされ、スタンダードなローマに比べて大口グリルを設けているようにも見えることから、更なるパフォーマンスアップが期待できそう。
ちなみにフェラーリといえば、この5年間で15車種もの新車・新型車を発表することを明らかにしていて、その中の1車種にV型12気筒自然吸気エンジンを搭載する新世代FUVの新型プロサングエ(Purosangue)が含まれていますが、もう一つ新たに登場することが期待されるのが、フロントミドシップにV型12気筒エンジンを搭載する新たな2ドアクーペモデル。
現時点でこのモデルに関する詳細は明らかになっていないものの、噂によれば既に販売終了している812スーパーファスト(812 Superfast)/812GTSの後継になることが予想され、その後継モデルが、今回ローマのガワを被ったモデルではないか?とも云われています。
仮に812スーパーファストの後継だった場合、V12ガソリンモデルになるのか?それともEVになるのか?
そしてもう一つ気になるのが、仮に今回スパイショットされた新型ローマの開発車両にV型12気筒エンジンが搭載されたとして、ノンハイブリッドモデルとなるのか、それとも今後の排ガス規制や騒音規制を考慮してハイブリッド(それともPHEV?)モデルになるのか?ということ。
少なからず、今回目撃されている開発車両を拝見する限りでは、高電圧出力を注意するイエローの警告シールが貼付されていないことから、ノンハイブリッドのV型12気筒自然吸気エンジンなのでは?という見方も。
そしてこちらがサイドビュー。
フロントクォータービューからだと確認し辛かったですが、こうして真横から見てみるとフロントノーズは明らかにV8エンジンを搭載するローマよりもロング。
そして先ほどのフロントクォータービューでも確認できた通り、更にワイド化していることを考えると、おそらくプラットフォームはローマをベースにしつつ、更なる大型エンジンを搭載するための改良と評価を実施するため、今回このような開発車両がスパイショットされたのではないかと予想されます(但し量産車ではローマの面影が無くなるほどにデザインも大きく異なることが考えられる)。
フェラーリは新開発のV型12気筒エンジンを開発中
ちなみにフェラーリといえば、既に発表された新型プロサングエやラ・フェラーリ(LaFerrari)とは異なる新たなV型12気筒自然吸気エンジンを開発していることが明らかになっていて、同社技術責任者であるマイケル・ライタース氏も「812コンペティツィオーネに搭載されるV型12気筒エンジンよりもさらに強力なV12エンジンを開発中」とコメント済み。
812コンペティツィオーネは、最高出力830hp/最大トルク692Nmを発揮しながらも、フェラーリのエンジンでは史上最高となる9,500rpmにまで到達するため、もしかするとこのエンジンよりも更にパワフルな高回転型を採用してくるかもしれませんね(そうなったらV12ファンにはたまらない一台になりそう)。
最後に気になる発売時期ですが、早くとも2023年に独自の内外装デザインが完成し、その後度重なる評価が実施され、最終的には2024年頃にデビューするのではないかと予想されています。
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Reference:motor1.com