こんな記事を見つけた。フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)の「知らなかった…となりがちなこと4つ」が話題に→購入者＆検討者はそれらを把握して契約していると思うのだが…

2022-10-13

引き続き、ホンダ新型シビックタイプR(FL5)の興味深い記事をチェックしていこう

サイズが大きくなるのは先代FK8でも同じだったが…

続いては、ホンダ新型シビックタイプR(FL5)のボディサイズについて。

WEB CARTOPさんの記事では、新型シビックタイプRのサイズ感について以下の通り取り上げています。

古くからのシビックを知る人にとってはシビック=コンパクトカーというイメージが強いかもしれないが、現在のシビックはCセグメントに位置するモデルとなっており、決してコンパクトではない。

それに加えてタイプRはベースのシビックよりも90ミリも全幅が広い1890ミリとなっており、ワイドトレッド化の影響もあって最小回転半径も5.9メートル（ベース車は5.7メートル）となっているので、取り回しに苦労するシーンも出てくるかもしれない。

via：webcartop

確かに旧世代シビックタイプRに比べるとボディサイズが大きくなっているのは事実ですが、それはこのモデルに限らず、日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)やトヨタ新型GRスープラ(Toyota New GR Supra)といった現代のスポーツモデルも同様ですし、スタンダードなモデル達も先代からサイズアップしています。

全幅に関しても、現行FL1に比べて全幅＋90mmワイド化した1,890mmと非常に大きいことを指摘していますが、それは先代FK7のシビックハッチバックとFK8のシビックタイプRとの全幅差が75mmあるのと同じことで、特に今回の新型車を購入・検討されている方は「ハイパフォーマンスな走りを提供するのであれば、ワイド化することは想定の範囲内」と感じている方のほうが多いのかもしれません。

もちろん、数字だけを見たら全幅1,890mmは意外に大きいとは思いますし、最小回転半径5.9mによる取り回しの苦労もあるかもしれないのですが、そういった数字での不満というよりも、サイズアップ＆グレードアップしたタイプRを駆る・操作できることへの喜びの方が大きく感じるかもしれません。

確かにWLTC市街地モードで見れば燃費はまずまずかもしれないが…

最後は「ランニングコストもそれなりにかかる」というもの。

WEB CARTOPさんの記事では、以下の理由からランニングコストが一般的な乗用車に比べて高めてなってしまうと明記しています。

タイヤサイズは265サイズの19インチ、しかも専用コンパウンドを採用したミシュランとなっており、カタログ燃費はWLTCの市街地モードではリッター8.6kmと決して低燃費とは言えない数値となっている。

via：webcartop

確かにタイヤのランニングコストに関しては、ミシュラン製パイロットスポーツカップ4Sを装着していることもあり、更にタイヤサイズも19インチと大口径タイプとなるため、一般的なハッチバック系のタイヤに比べるとコストはかかることが予想されます。

ただし、それはあくまでも走行距離や活用頻度、あとはどのような道でどのような走りを行ったかによってタイヤの消耗速度は異なりますし、何よりもこういったタイヤの消耗は実際に乗っているドライバーの方が最も熟知・把握・覚悟している可能性が高いですから、そこまで心配する必要はないのかもしれませんね。

あと燃費性能についてですが、今回WEB CARTOPさんが取上げているのは、最もデータが低く見られやすいWLTC市街地モード燃費であり、WLTCモード平均燃費12.5km/Lや郊外モード13.1km/L、そして高速道路モード15.0km/Lを取り上げていないのが気になるところ。

この点のランニングコストも、おそらくシビックタイプRを購入・契約されている方は十分把握していると思いますし、先代以前のシビックタイプRを所有していた方や、これから初めて所有される方も、燃費よりも「走ることへの喜び」「今後二度と購入できないかもしれない純ガソリンエンジンモデル」「刺激的なサウンド」というスペシャリティでプライスレスな部分に想いが集中する可能性もありますから、結果的に「燃費なんか気にしてたらタイプRを走らせる意味がない」と感じる方も多いのかもしれませんね。