(2023年)ポルシェ新型911GT3RSがニュルブルクリンクサーキットにて6分49.328秒を記録!911GT3より6秒近く早く、全体のランキングでは3位に
ニュルブルクリンクサーキットの常連ポルシェが、更にとんでもない記録を更新!
ポルシェが2022年8月に発表したフルモデルチェンジ版・新型911GT3RS(Porsche New 911 GT3 RS, Type 992)ですが、このモデルがドイツ・ニュルブルクリンクサーキット・ノルドシュライフェにて6分49.328秒の記録をたたき出しました。
ちなみに今回のラップタイムは、「グランドスタンドターン(T13)の終わりから計測を開始して、T13の始まりで計測を終了する(20.6km)」従来の方法ではなく、2019年より新しく制定された「T13の同じところを計測開始&終了ポイントとし、計測したタイムを公式認定する(20.8km)」にてラップタイムとしています。
そのため、ここ最近のニュルのラップタイムランキングは「2種類」掲載されている例もあって複雑ではあるものの、基本的には20.8kmの距離でのラップタイムランキングで確認していく必要がありそうです(必然的に距離の長い20.8kmの方がタイムは遅くなる)。
先代911GT3RSよりも7秒以上速く更新!
こちらが今回、ニュルブルクリンクサーキット(20.8km)ノルドシュライフェにて「6分49.328秒」をたたき出した新型911GT3RS。
参考までに、2019年以前の旧方式タイム(20.6km)も公開されていますが、その場合だと更に5秒近く速い「6分44.848」秒をたたき出しています。
旧方式でのラップタイムであれば、先代の911GT3RSよりも7秒以上速く、ポルシェイーターとしてお馴染み新型メルセデスAMG GTブラックシリーズの6分43.616秒よりも1.2秒ほど遅く、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJの6分44.97秒よりも0.1秒ほど速いため、全体のランキングでは3位にランクイン(市販車ランキングも2ページにて掲載)。
そして今回の記録を更新したのは、ポルシェブランドアンバサダーで、911GT3RSの開発に携わったというヨルグ・ベルクマイスター氏。
彼曰く「時として突風が吹く強い風によってダウンフォースが少し失われたところがあったものの、それでもラップタイムにはとても満足しているよ。特に高速セクションでは、911GT3RSは群を抜いている。ここでは通常、トップクラスのレーシングカーに用意されているレベルです。この車はまた、ブレーキングの新しい基準を設定しているんだ。ノルドシュライフェでの速いラップは、この車でとても楽しいものです」と語っています。
ダウンフォース量は最大860kg
よりエクストリームさが増した新型911GT3RS。
改良されたシャシーとエアロパッケージにより、更なる旋回性はもちろんのこと、コーナリングでのツッコミや加速性能は自然吸気系のなかでもトップクラス。
なおポルシェによれば、電気的に調整可能な巨大リアウィングと、その他のエアロデバイスを採用することにより、285km/hの速度域到達した際には合計860kgのダウンフォースを生成するとのこと。
更に装備内容としては、軽量タイプの鍛造マグネシウムホイールを含む、オプションのヴァイザッハパッケージとミシュラン製パイロットスポーツカップ2Rタイヤを装着してラップタイムに挑んでいます。
【New Porsche 911 GT3 RS Sets A Crazy Lap Time On The Nürburgring】