レクサスが新型RX500h/LX600/GX460等のコンセプトモデルをSEMAショー2022にて発表!「レクサスの未来を示すコンセプト」しかしSNSでは「それより納期を早くしろ」
納車待ちのユーザーからすると、トヨタ/レクサスはコンセプトカーを発表するよりも、それらのモデルを「顧客向けに回してほしかった」という想いなのかも?
2022年11月2日~5日まで開催のアメリカSEMAショー2022にて、北米レクサスが「ブランドの未来を示すコンセプトカー」を5台特別出展することが明らかとなりました。
今回出展されるモデルは、IS350 F SPORTとLX600×2台、GX460、そしてフルモデルチェンジ版・新型RX500h F SPORT Performance[Direct4]をベースにしたコンセプトカーとなりますが、その一方でSNSやアメリカの大手掲示板サイトRedditでは、「コンセプトカーの発表よりも顧客向けの納車が先なのではないか?」「本来力を入れるべきところが違うのではないか?」といった厳しいコメントも多数。
北米市場向けの納期や生産状況は把握していないため何とも言えないところですが、日本市場向けは半導体不足や昨今の世界情勢による急激な円安で輸出が優先されるなど、納期がどんどん遅れている状況だと予想されますが、この状況がいつまで続くかは不明なままとなっています。
コンセプト①:DSPORT IS 600+ Project Build
まずは、レクサスのエントリースポーツセダンでお馴染みとなる新型ISのコンセプトモデルDSPORT IS 600+ Project Buildから見ていきましょう。
IS600+の名称が付いていることからベースはIS500かと思いきや、排気量3.5L V型6気筒自然吸気エンジンを搭載するIS350 F SPORTがベースで、しかもLS500に搭載される排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンをスワップし、更にビレットコンプセットホイールターボを採用したおかげで最高出力608psを発揮するとのこと(結果的にIS500よりもパワフルに)。
トランスミッションは、パドルシフトを備えるSamsonasフルシーケンシャル6速トランスミッションを搭載し、剛性の高いシャシーや4点式ロールケージ、ミシュラン製パイロットスポーツタイヤなど、アメリカ人が好みそうなハイパフォーマンスモデルへとアップデート。
このほかにも、KWダブルアジャスタブル車高調やRC Fから流用したカーボンセラミックブレーキ、VOLK製19インチレーシングホイールなど、隅々までレーシーな雰囲気を持つ一台へと進化しています。
コンセプト②:LX600 Urban Concept
続いては、レクサスのフラッグシップSUVでお馴染みとなる新型LX600をベースにしたコンセプトモデルLX600 Urban Conceptを見ていきましょう。
レクサス曰く、このモデルはオフロード主体ではなく多面的であることを示すため、ストリート向けSUVとして改造しているとのこと。
アネックスマーケティングからのサポートを受けつつ、ボディカラーと同色となるカーボンファイバを備えたアーティシャンスピリット製マルチピースボディキットを装着することで、車体重量を軽量化し、更に従来モデルよりもワイド&ローを演出。
足もとには、HRE製540シリーズ鍛造アルミホイールが装着され、センター部分がサテンブロンズ仕上げ、外径リムがグロスブラック仕上げのデュアルトーンに仕上げられているため、その見た目の迫力は中々のもの。
この他にも、チタン製カスタムエキゾーストシステムやグロスブラックのブレンボ製ブレーキキャリパーなど、細部に渡るヴィジュアル面でのアップデート、ストリート化が際立つコンセプトカーとなっています。