フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタの気になるポイント!「走行中の曲名変更ができない」「エージェント(音声)による曲リクエストの罠」等

引続き、トヨタ新型シエンタの気になるポイントを見ていこう

エージェント(音声案内)による曲リクエストの罠とは?

続いては、トヨタ新型シエンタのエージェント(音声案内)について。

これもシエンタに限らず、ノア/ヴォクシー/レクサスNX/LX600といった新世代コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオであれば共通だと思うのですが、先ほどの通り、走行中にディスプレイオーディオ上にて曲名変更ができない場合、エージェントによる音声案内にて曲名を変更することが可能です。

但しここで注意してほしいのは、「アーティストのみ」で曲リクエストする場合と、「アーティスト+曲名」で曲リクエストする場合で、その後に再生される曲順が異なるということ。

私のシエンタのSDに入っている曲を例にした場合、「YOASOBIをかけて」とリクエストすると、YOASOBIのアルバムTHE BOOKのトラック1「Epilogue」が再生される仕組みになっていますTHE BOOKとTHE BOOK2の曲データーが入っているため、ナンバリングや五十音順でアルバムが再生される)。

その後、トラック1の音楽が終了すると、次に流れる曲がTHE BOOKのトラック2「アンコール」になるため、YOASOBIのアルバム曲が流れるようになっています。

「アーティスト+曲名」だと、SDに入っているに曲全てを五十音順で再生することになる

しかし、続いて「アーティスト+曲名」で曲リクエストする場合、「YOASOBIの夜に駆けるをかけて」とリクエストすると、THE BOOKのトラック8「夜に駆ける」が流れるのですが、その次に流れる曲が「夜を超えて(ASIAN KANG-FU GENERATION)」という曲になってしまいます(アジカンのアルバム曲もSDカードに入れている)。

「えっ?何でYOASOBIの次にアジカンが流れるの?」と思う方も多いと思いますが、「曲名」をリクエストすると、曲名の五十音順で曲が流れる仕組みになっているため、仮に「アーティスト+曲名」でリクエストしても、その後にYOASOBIの曲が流れるとは限らないんですね。

そうなると「自分が今聞きたいアーティスト」を聞くためには、「アーティスト名+アルバム名」もしくは「アーティスト名」で音声リクエストする必要があるため、この点は事前に把握しておく必要がありそうです(アルバム名が長すぎたりすると、エージェントが音声認識できないことも多々あるので、これもこれでストレスが溜まるかも…)。


ルートオプションの「推奨ルート」が全く推奨ではないときがある

最後はシエンタのルート案内について。

こちらもノア/ヴォクシー/レクサスNXといった新世代コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオにて云えることなのですが、ルートオプションで「推奨」を選択していて、どう考えても高速道路で移動した方が早く且つスムーズに到着できるはずなのに、なぜか高速道路を避けて渋滞中の一般道に誘導することが多いんですね(必ずしも毎回ではありません)。

「推奨ルート」に関しては、目的地に対して効率よくスムーズに移動するためのルートオプションだと考えていましたが、なぜ目的地到着時間よりも大幅に遅れそうな渋滞ルートへと誘導するのはかは不明(この日は高速道路も全く混んでおらず、事故などもなかった)。

結果的に、渋滞を避けて高速道路を活用して移動したところ、推奨ルートでの目的地到着時間よりも15分以上早く到着したことから、「全く推奨じゃなかったな…」というのが正直なところ。

そう考えると、これも前回のブログの通り、なぜノア/ヴォクシー/レクサスNXにはOTAアップデートで追加設定されている「一般道優先」や「高速道路優先」のオプションを設定していないのかは疑問に思う所。

特に高速道路を頻繁的に活用する方や、長距離移動でも高速代を浮かせるために下道をメインに活用する方も多いと思いますから、そういった方々の使い勝手を考慮してルートオプションは一刻も早くOTAアップデートで追加してほしいところです。

トヨタ新型シエンタ関連記事