フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタの気になるポイント!「走行中の曲名変更ができない」「エージェント(音声)による曲リクエストの罠」等

改めて新型シエンタの完成度は非常に高いのだが、DAの完成度だけは極端に低いのは残念

2022年10月に納車されて1ヶ月以上が経過しているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型シエンタ(Toyota New Sienta)ハイブリッドZ・2列5人乗り[2WD]。

走行距離も2,000kmを突破し、冬場も我が家のメインカーとしてフル活用される予定なので、今後も走行距離が勢いよく伸びていくのではないかと予想されます。

そんな新型シエンタですが、納車されて1ヶ月以上が経過してからの気になるポイントをいくつかチェックしていきたいと思います。

主にディスプレイオーディオ操作や機能性に関することがメインですが、やはりシエンタのデザインや機能性、乗り心地、走行性能、燃費性能の完成度は非常に高いだけに、ディスプレイオーディオの完成度の低さが露骨に表れているのが非常に残念なところ。

今回はどういったところが気になるのかチェックしていきましょう。


走行中にディスプレイオーディオにて曲名変更ができない

まずは新型シエンタのディスプレイオーディオ操作による曲名変更について。

これはシエンタに限らず、トヨタ新型ノア/ヴォクシー/レクサス新型NX/LX600といった新世代ディスプレイオーディオにて共通の気になるポイントなのですが、走行中に別のアーティスト+アルバム or 曲名が変更できません。

これは走行中のナビ操作によるわき見運転での事故を未然に防ぐためなのですが、助手席に座っている妻もしくは子供が「別の曲を聴きたい」という目的で操作することがあるため、そういったときに曲名変更ができないのは非常に不便。

こういった場合、ディーラーオプションのTVキャンセラーを装備すれば、キャンセラーONの状態のときだけ「走行中でも曲名やアーティスト変更が可能」なので利便性は向上するものの、オプション費用に工賃含めて3万円以上かかっていて合理的ではなかったり、キャンセラーONしている間はナビゲーション機能がフリーズ(自車位置を読み込まない)といったポンコツ仕様だったりと、個人的には「トヨタ/レクサスは新世代ナビに変更されてから急激に使いづらくなった」というのが正直なところです。

トヨタのOTAアップデートが全く活かされていないのは問題であり、メーカー側のレスポンスも非常に遅い

個人的には、走行中でも曲名が変更できるようにOTAアップデートにて対応してほしいところですが、前回のブログでもお伝えの通り、OTAアップデートの頻度があまりにも少ない上にメーカーのレスポンスがとんでもなく遅いこと、そして当初は2022年11月中旬に様々な不具合対策や改良を目的としたアップデートが配信される予定でしたが、理由は一切明かされずに2023年1月以降に延期になるなど、全くOTAの良さが活かされていないのが非常に残念に思う所です。

あとは特定のアーティストの曲を再生すると、頻繁的にブラックアウトを繰り返すとのも気になるところですし、メーカー側で改善や進展があったのかも全く不明なままとなっています。

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