何とエンジンは日産GT-R R35のV6ツインターボ!プラガ新型Bohema(ボヘマ)が世界初公開!その姿は「公道を走るレーシング」で価格は日本円で約1.8億円から

プラガ新型ボヘマは、見掛け倒しのスーパーカーではなく、パフォーマンスも十分にハイレベル

続いてプラガ新型ボヘマの足回りやパフォーマンス面を見ていくと、様々なレーシングカーと同様に水平に取り付けられたプッシュロッド操作の調整可能なダンパーを搭載。

これらは、フロントが18インチ/リアが19インチのセンターロックホイールに接続され、対向6ピストンキャリパーを備えた380mmのカーボンセラミックブレーキディスクによってカバーされています。

プラガのエンジニアによれば、バネ下質量をわずか180kgに制限することで、重いアダプティブサスペンションシステムに頼ることなく、乗り心地や道路に変化に柔軟に対応できる足回りを実現したと説明しています。


元F1レーサーでインディカーチームのロマン・グロージャンのサポート付

とはいえ、プラガが目指すのは公道だけでなくサーキットでも走れるスーパーカー。

公道と同じようにサーキットでも優れた性能を発揮できるよう、プラガは旧友で元F1ドライバーであり、現在はインディカーのエースであるロマン・グロージャンに密にコミュニケーションをとることで、最終的にGT3レースカーのラップタイムを目標にしていると述べています。

ロマン・グロージャンによれば「新型ボヘマ(Bohema)のサーキットでの驚くべきパフォーマンスや、公道でのアクセシビリティ、そして2つの間の移行の容易さに驚きました」と述べていて、加えて 「プラガは本当に私の挑戦を成し遂げました。公道ではスムーズな乗り心地が得られ、車は凹凸をなくし、乗客とやり取りができ、すべてが穏やか。次にフォーカスを切り替えるだけで軌道に乗ることができます」と自信を示しています。

続いてはインテリア。

一見してかなりタイトな内装にも見えますが、プラガは「大柄な大人でも十分に快適な車を設計することが重要だ」と語っていて、調整可能なシートやハンドル、ペダルなども特別設計。

車内にはスマートフォンやペットボトルを収納できるスペースが設けられていることはもちろんのこと、エアコンも完備しているため移動中も快適。

そしてコックピットのデザインは、航空部門とレーシング部門よりインスパイアされたものであり、アルカンターラが広範囲に使用されていることをトピックス。

価格は日本で約1.8億円、販売台数は僅か89台のみ

最後に気になる新型ボヘマの価格帯ですが、131万ドル(日本円に換算して約1.83億円)で、世界限定89台のみの販売とのこと。

そして生産元は、2023年後半頃より現地であるチェコにて開始予定で、年間20台ほどのペースで製造されるとのこと。

受注は既に受け付けており、アメリカやイギリス、ドイツ、日本、香港、オーストラリアなどで販売できるよう協議しているとのことで、もしかしたら日本での納車、日本の公道を走る姿を拝むときが来るかもしれませんね。

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Reference:CARSCOOPS