レクサス新型NX350h F SPORTが納車されて1年が経過!まさかここまでの長納期モデルになるとは思わなかった…今でも所有満足度は高く、今後も大事にしていきたいと思う

改めて新型NXはよく出来た車だと思うが、ここまで長納期で悩まされるとは予想もしていなかった

2021年12月に納車されたレクサス新型NX350h F SPORT[2WD]。

気が付けば納車後1年が経過しましたが、この1年の間で新型NXで何かと騒がれたのが納期問題でしたね。

前回のブログでもお伝えしましたが、2022年12月~2023年3月にかけて、トヨタ/レクサスは海外市場向けから国内市場向けに一気に生産割合を高めていくとのことで、これもおそらく2023年3月までの決算期に向けた生産調整だと予想されます。

その関係もあってなのか、2022年12月~2023年1月にかけて多くの新型NXが生産・出荷・ディーラー入庫する予定とのことで、これまで溜まりに溜まっていた納車待ちのユーザーに向けて納車が進められるようです。


ようやく先行予約組の納車待ちも概ね解消できるところまで来たようだ

ちなみに私がお世話になっているレクサスディーラーの情報によると、国内生産向けにウェイトを高める以前は、先行予約組の納車が全く進められていない状況(全体の約30%)でしたが、今回の生産ウェイトの変更により、一気に先行予約組も概ね捌けるとのこと(それでも約70%)。

但し、それでも今回の国内向け生産はあくまでも一時的なものになってしまうため、2023年4月からは引き続き海外市場向けに生産が注力されることになると予想されますが、まずはそれまで溜まりに溜まったバックオーダー分を捌けるというのは、納車待ちのユーザーだけでなくレクサスディーラースタッフにとっても「ようやくこの時が来たか…」と思える瞬間だったのではないかと思います。

大量に生産される一方で、今度はヤードのスペース問題が出てくる

もちろんその一方で気にしなければならないのは、大量に国内向けに生産されるとういことは、それだけ多くの新型NXが各エリアのヤード(モータープール)に一時的に仮置きされるわけで、それは新型NXだけでなく他のトヨタの主要ラインナップモデルも一気にヤードに集中するわけですから、仮停めする場所が不足してしまうという問題も出てくるわけですね。

長納期モデルが一挙に短縮されることはもちろん嬉しいことなのですが、その一方で極端に出荷されてしまうと、今度は場所の問題などで新たな悩みが出てきてしまうことに。

納車の時期が早まるということは、スタッドレスタイヤホイールなどの準備も必要になってくる

まだまだ販売店側も油断はできない状況でしょうし、納車待ちのユーザーも「いきなり2か月~4ヶ月近く前倒し」になって納車されることになるわけですから、お金の面はもちろんのこと、地域によってはスタッドレスタイヤホイールを早急に準備しなければならないといった問題が出てきそうです(春納車予定と冬納車予定では全く状況が異なる)。

新型NXが納車されてから常々感じるのは「静粛性が高い」ということ

新型NXなどの長納期に関する話がメインになってしまいましたが、本モデルが納車されて1年が経過し、この車に乗るたびに常々思うのは、とても静粛性が高いということ。

中速域の国道からワインディングロード、そして高速域の高速道路といった様々なシーンで走らせても静かな走りを提供していて、この静粛性の高さは、私が別に所有する新型LX600ベースグレード(3列7人乗り)に負けない静けさだと思ったり。

特に20インチタイヤを転がす際のザラザラ音は適度に抑えられていますし、この点は他に所有するSUVモデルのトヨタ新型カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)や日産の新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail, T33)と大きく異なるところだと思います。

乗り心地はスポーティとラグジュアリーの良いとこ取り

乗り心地については、F SPORTグレードということもあって少しカタメで、LX600はどちらかというとマイルドで宙に浮いているかのようなゆったりとした足回りなのでキャラクターとしてはかなり対照的。

NXのカタさは不快に感じるようなカタさではなく、ちょっとした段差を通過したときのバウンドを最小限に抑えていますし、サスペンションのストローク量が短いわけでもないため、路面の変化を全て拾うようなスポーツカーという感覚でもないことから、感覚的にはスポーティーとラグジュアリーの良いとこ取りをしたような乗り心地だと考えています。

2ページ目:新型NXのエクステリアは見れば見る程にカッコ良く感じる!新型RXの抽選に関する疑惑…?