日本人オーナーも複数人所有しているブガッティ・シロンを「10年以上所有」したときの維持費はいくら?最初の4年間は無償メンテ付きだが、総額はレクサス新型LX600が購入できるレベルのようだ

ブガッティは点検費用だけでなく、様々なパーツの交換費用も高い

ブガッティ・シロンの6年分の点検サービスやタイヤ交換、サービスオーバーホールだけで既に100,000ドル(日本円に換算して約1,320万円)の維持費がかかるわけですが、ブガッティの一部の維持費だけでレクサス新型LX600が購入できるというのも驚き。

なおこういった点検以外にも、紛失や故障などで思わぬ追加費用が発生する場合、例えばブガッティのキーを交換する場合は13,547ドル(日本円に換算して約180万円)、ブレーキとローターだけで47,400ドル(日本円に換算して約626万円)が必要に。

特にキーに関しては、内装のシートカラーと同じものを使用しているため、オーナーによってキーの色が異なるというのもブガッティならでは。

エンジンの交換費用は約1億円!

最後は、今回の主旨とは異なるものの、仮に10年以上の長期間所有する場合、おそらく大排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジンをまるまる交換する必要が出てくるかと思いますが、このエンジンを交換するのに856,406ドル(日本円に換算して約1.1億円)も必要になるそうで、ヴェイロンの中古車が買えてしまいますね…

あとは、7速DCTのギアボックス交換費用に185,000ドル(日本円に換算して約2,400万円)かかると云われています。


ブガッティは新車購入する際には独自の面談・審査があると云われているが?

ちなみにブガッティ・ヴェイロン(Veyron)やシロンを新車にて購入する際、ブガッティ本社との面談により「タイヤ1本400万円を維持できるだけの経済力があるか」「オーナーの職業は何なのか?」「社会貢献活動に力を入れているか?」などをクリアしないと購入権すら得られない等、様々な噂・情報が展開されました。

実際にブガッティ・シロンを所有する芝浦グループホールディングスのグループ会社・ニューガイアモータースにも取材してみたところ、確かにそういった噂などはあったが、一部”都市伝説的”なところもあり真実でないものもあるとのこと。

特に面談の噂においては、具体的な財力や職業を確認することはなかったそうで、おそらくブガッティ本社もしくはブガッティジャパンがオーナーの情報を独自に調査した可能性があり、「この人物であれば販売しても問題ない」と判断したのかもしれません。

【Bugatti Chiron Shocking 10 Year Ownership Cost!】

ブガッティ関連記事