トヨタが2023年2月「1回目」の工場生産・稼働停止計画を公開!発売されたばかりの新型GRカローラや新型クラウン、そしてハブボルト問題が解消されたばかりのbZ4Xも

2023年1月に比べると非常に少なくなったが、これから納車が進むであろう新型車が生産停止となるのはちょっと残念

さてさて、トヨタ/レクサスが定期的に更新している工場出荷目途一覧ですが、これに加えてもう一つ定期的に更新しているのが工場生産・稼働停止スケジュール。

その月に、どの工場の、どのモデルが、何日間生産停止となるのか?を具体的に一覧としてまとめているため、ディーラー側も今後の出荷・納期の参考になると思われ、おそらくここまで具体的な情報を提供しているのはトヨタ/レクサスぐらいだと思います。
※ホンダも定期的に工場の生産稼働率を公開している

今回、2023年2月の工場生産・稼働停止スケジュールを公開していますが、当月のグローバル生産台数は75万台程度(国内約30万台、海外約45万台)を見込んでいるとのことで、この目標値自体は変化していないそうです(前回のブレスリリースでは、2023年の生産台数の基準値を1,060万台と説明)。


2023年2月「1回目」の工場生産・稼働停止計画はこうなっている

それでは早速、トヨタ公式プレスリリースが公表している2023年2月「1回目」となる工場生産・稼働停止スケジュールをチェックしていきましょう。

【2023年2月「1回目」の工場生産・稼働停止スケジュール一覧(全14工場28ライン中 → 1工場3ライン)】

[トヨタ自動車・元町工場・第1ライン]
◇MIRAI/クラウン/bZ4X/スバル・ソルテラ・・・2023年2月2日(木)、3日(金)の計2日間

[トヨタ自動車・元町工場・少量ライン]
◇レクサスLC・・・2023年2月2日(木)、3日(金)の計2日間

[トヨタ自動車・元町工場・GRライン]
◇GRヤリス/GRカローラ・・・2023年2月2日(木)、3日(金)の計2日間

via:Toyota

以上が2023年2月「1回目」となる工場生産・稼働停止スケジュールとなりますが、前回の同年1月の2工場2ライン稼働停止に比べると、工場自体は1工場のみとなり、ラインナップモデルは多くなっているものの稼働停止期間は2日間と限定的。

部品不足や半導体不足とはいっても、具体的に何の部品が足りないのかがわからない

たかが2日、されど2日ですが、どれだけの影響を受けるのかは不明ではあるものの、トヨタ曰く、まだまだ部品供給不足や半導体の供給不足が続いているとのこと。

ただ、具体的にどのようなパーツが不足しているのか?については一切明らかになっていないのも疑問に思う所ですし、単純に「昨今の諸事情による原因で…」ではなく、今後部品不足による稼働停止を避けるための対策をどうすべきなのかも検討していくべきでは?とも思ったりもしますし、そろそろ販売店側やユーザー側も「なぜ同じ失敗を繰り返すのか?」と思っているところも少なくはないのではないかと思います。

新型bZ4Xも発売直後から何かと上手くいかないことが多い気がする

そしてこちらも発売直後から何かとトラブルが続いているピュアEVクロスオーバーの新型bZ4X。

発売直後からタイヤが脱輪するという大きなトラブルを起こし、何とかハブボルトを対策品に交換する流れとなりましたが、一度起きてしまった不具合による不安はもちろんのこと、ピュアEVモデル特有のバッテリー寿命の懸念、そして今回の生産稼働停止による更なる納期遅れ、中々思い通りの結果が出せていないのもトヨタの大きな誤算だと思います。

2ページ目:抽選販売の新型GRカローラも稼働停止となったが、そういえば本モデルの抽選結果はどうなった?