フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)の「登録停止」問題だが、どうやら納車は進んでいるが、一方で納期は3か月以上遅れている模様…受注再開はいつ?
未だ受注再開の目途はたっていないようだ
2022年7月に発売されて半年が経過した日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)。
本モデルのこれまでの状況を整理すると以下の通り。
①:2022年7月に発売後、僅か2週間で1.2万台の受注を獲得(e-POWERモデル史上最速)
②:2022年10月、発売後僅か3か月ほどで受注一旦停止(納期は1年以上)
③:2022年12月、自動車情報誌の報道より納車前検査不備の関係で「登録停止」 → 納車が遅れている模様
④:2023年1月中旬、受注再開の目途はたっておらず、「登録停止」報道後の情報も日産ディーラーに降りて来ず、進展も無し
このまましばらくは、エクストレイル(T33)に関する情報は何も進まないままなのか?と思っていたところ、どうやら少し進展があったようです。
「登録停止」の報道があってから1か月以上、少しずつ納車は進められているようだ
今回、自動車情報誌マガジンXさんにて報道された日産メーカーの納車前検査不備による「登録停止」について、以下の内容で一部の車両が検査不備であることが確認されました。
①:ピストンの隙間から漏れた燃焼ガスを燃焼室に再び導くブローバイガスホースの組み付け確認不備
②:補機バッテリーの組み付け確認不備
③:床下配管の組み付け確認不備
④:AC100V/1500Wコンセント装着車の高電圧警告ラベルの貼り付け確認不備
via:MagX
上の項目が報道されたのは2022年12月28日ですから、おそらくこの日程よりも以前の車両は、「登録停止により一旦納期がズレ込んだ」、もしくは「検査不備のまま?顧客に納車された」ということになりますが、具体的にどのタイミングで区切られたのかは不明。
既に検査不備の項目については明らかになっているため、報道後の「登録停止中の車両」や「これから製造される車両」に関しては、検査不備項目もクリアして納車が進められていくのだと思われ、現に私がいつもお世話になっている日産ディーラーでは、2023年1月下旬に顧客に納車したエクストレイル(T33)は「ディーラー整備によって検査が行われ、その後登録も無事完了している」とのことでした。
結局のところ、「登録停止」が報道される以前の納車済みの車両はどうなるの?
つまり、ユーザー向けの納車も少しずつ進められているとのことで、メーカー・ディーラーともに情報が少しずつ周知されているのではないかと予想されますが、一方で気になるのは、「登録停止」が報道される以前に納車されたエクストレイル(T33)たち。
私のエクストレイルe-POWER Gグレード[2WD]も、「登録停止」が報道される直前に納車された車両なので、「完成検査不備の車両」なのか「既に完成検査が完了している車両」なのかが明確になっておらず、この点は一部日産ディーラーで把握していないところが多いようです。
そのため、2022年内に既に納車されていて、完成検査が不備な車両に関しては、後日リコールもしくは改善対策という形で、国土交通省にリコールが届け出されるのではないかと予想されます。