フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)の「登録停止」や「ディーラーオプション問題」その後の進展は?完成度の高い車だからこそ、この難局を乗り越えてほしいが…

新型エクストレイルe-POWER(T33)は満足度の高い車だからこそ「ちょっと勿体ない」

2022年12月に私に納車されて1ヶ月以上が経過した日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)Gグレード[2WD]。

走行距離はまだまだ少ないながらも、一般道から高速道路(片道2車線と片道1車線の対面通行)含め、走りの質感や予防安全性能の精度の高さには驚かされるばかりで、個人的には国産SUVの中でもトップクラスの満足度を持つ一台と考えています。

そんな新型エクストレイル(T33)ですが、2022年7月に発売されて僅か3か月ほどで受注停止となり、納期としては(グレードにもよりますが)約1年ほど、更に国内自動車情報誌マガジンXさんでも報道していた通り、出荷前の目視検査の段階で不備が確認され、納車時期が延期となり「登録停止」が続いているようです。


2023年1月中旬時点で「登録停止」に関する進展は無し

2023年1月中旬、現在納車待ちの車に関する書類記載のため、いつもお世話になっている日産ディーラーに訪問する用事がありましたので、その際に新型エクストレイル(T33)の登録停止に関する話・進展はどのよう感じなのかを確認させていただきました。

どうやら「話の進展及びメーカーからの連絡は全く無い」とのことで、納車時期がどれほどズレ込んでしまうのか?登録再会がいつ頃始まるのか?については全くわからないとのこと。

登録停止の理由については、前回のブログでもお伝えした通り、以下の4項目が該当しているそうです。

【(2022年)新型エクストレイルe-POWER(T33)の登録停止の原因一覧】

①ピストンの隙間から漏れた燃焼ガスを燃焼室に再び導くブローバイガスホースの組み付け確認不備

②補機バッテリーの組み付け確認不備

③床下配管の組み付け確認不備

④AC100V/1500Wコンセント装着車の高電圧警告ラベルの貼り付け確認不備

via:MagX

以上の4項目に対して、どれほどの台数が対象となっているのか、出荷前検査の車両のみが対象となるのか、はたまた納車済みの車両が対象となるのかまでは未だ明確になっていないとのことで、今はただ待つ以外無いとのことですが、直近の納車待ちの方々からすると不安な要素は多いと思いますし、納車済みの方含め「自分のエクストレイルは大丈夫なのだろうか…」と心配になるのは当然。

私に納車された新型エクストレイル(T33)は特に問題無し

参考までに、今のところ私に納車された個体では不具合は起きていませんし、非常に満足度の高い製品に仕上げられていることは確かなのですが、納車後の車両もリコールもしくは改善対策という形でディーラー検査が必要になるということであれば、早い段階でメーカーからディーラーに対して通達があっても不思議ではないと思うんですね。

登録停止の報道があってから、既に1ヶ月以上が経過していますし、まだ全国的に数多く納車されているクルマではないと思いますから、やはりメーカーやディーラーも納車されてからのアフターフォローやレスポンスは大事にしたいところだと思います。

2ページ目:新型エクストレイルのディーラーオプション問題はどうなった?