フェラーリ唯一の日本人デザイナー・奥山清行 氏が、自身のデザインしたエンツォ・フェラーリで88km/hの速度超過→摘発。「上り坂を40km/h以下で走らせることは酷であり、速度を上げることでエンジンを冷やす必要があった」

過去にはロータス元CEOが、自社の車で速度超過し裁判になったことも

先程はエンツォ・フェラーリのデザイナーが、自身のデザインした車で速度超過し摘発されたことをお伝えしましたが、2018年にはロータスの当時CEOだったジャン・マーク・ゲールズ氏が、自社の車で速度超過となり大きな話題となりました。

当時発表されたハイパフォーマンスモデルのエヴォーラGT410スポーツ(Lotus Evola GT410 Sport)のテスト走行を行うため、速度制限112km/hの高速道路を、53km/hオーバーの165km/hにて走行してしまい、運悪くパトロール中の警察官によって摘発されたことがありました。

ジャン・マーク・ゲールズ氏は、イギリスのノリッジ本社近くにて、普段通り新型車両のテスト走行を行っていたところ、あまりの加速性能の高さによってテンションがハイになり、警察がわかりやすいところにて待ち伏せしているにも関わらず、その存在に気づかず勢いよく通過。

ある意味警察も驚いたのではないかと思いますが、それだけエヴォーラGT410スポーツの加速性能の高さと運転の楽しさに感動してしまったのだと思います。


元CEO「業務に必要なテストドライブであり、これがCEOの全うすべき職務だ」

実は、彼がスピード違反で捕まったのはこれが初めてではなく、過去にも交通違反によって違反点数が溜まってしていたそうで、今回の速度超過により最大12カ月の運転免許停止処分を受けることとなり、その後裁判所には「業務に必要なテストドライブだった」と主張。

更にサイモン・ニコルズ弁護士を代理人とし、裁判所に提出した弁明書には「速度超過していた事実は認める。しかし、これは会社として、ロータスのCEOとしての職務を全うするために新型車両のテスト走行していた。CEOが免許停止になることは、ロータス社にとって受け入れがたい社員全員の関心事である」と釈明。

その結果、裁判所はCEOの主張を受け入れ、30日間の免許停止処分と罰金を科しましたが、違反点数は加えないという処分を下したとのことです。

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Reference:河北新報