えっ、PHEVも既に納期1.5年?!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスPHEVのおススメオプション「ソーラー充電システム」は既に設定できない模様

あれだけ大々的に推奨していた「ソーラー充電システム」のメーカーオプションは現時点で選択不可?

特にその中でも驚きだったのは、トヨタ新型プリウスPHEVのメーカーオプションでもあるソーラー充電システム装着車の納期。

ソーラー充電システムとは、太陽光をより効率よく電気に変える第2世代システムで、1年間で走行距離 約1,250km分に相当する電力を生み出すという機能。

駐車中は、発電した電力を駆動用バッテリーに充電し、走行だけでなくエアコンなどさまざまな機能に電力を供給しますし、走行中は、発電した電力で補機バッテリー系統の消費を補う機能なのですが、既に公式カーメディアでも全面的にアピールしていた機能ながら、こちらは元々のPHEV生産枠の約1~2割とのことで、より多くの半導体を使用するとのことから、本オプションを選択した時点で長納期を回避することは不可能とのこと。

そのため、2023年2月10日の時点で「ソーラー充電システム装着車の受注を一旦停止」しているディーラーも少なくはないとのこと。

おまけに、ソーラー充電システムのオプション費用は286,000円(税込み)と非常に高額で、パノラマガラスルーフ(手動サンシェード)の132,000円(税込み)に比べて2倍以上高額ですから、上記の性能を補えるだけの価格帯とは言えなさそう。


今後新車を購入する上で、オプション選びも重要になりそうだ

もちろん、ソーラー充電システムを装着している車両の割合は非常に少ないため、希少性という面では非常に高いとは思うものの、あくまでも長期的に活用する人向けのオプションであり、短期的に新車に乗り換える方からすると、何のメリットも無いのは言うまでもないと思います。

関連記事にもありますが、新型プリウスPHEVの車両本体価格は4,600,000円(税込み)で、ソーラー充電システムやデジタルインナーミラーなど、必要なメーカーオプションやディーラーオプションを装備すると必然的に500万円は超えてきますし、補助金サポートなどがあれば430万円~450万円ほどにて乗れる可能性もあるため、この点はその人の使用用途や所有年数で大きく影響してくるのではないかと思います。

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