フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)納車後雑感!音声ガイドのレスポンスは良好…上位グレードG優先で生産が進んでいる?

新型エクストレイルe-POWER(T33)は乗れば乗るほどに魅力的な車だと思うが、買いたくても買えない車になっているのは残念

2022年12月に私に納車されて2か月が経過した日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)Gグレード[2WD]。

今回は本モデルの納車後雑感ということで、音声操作(ガイダンス)のレスポンスや、メディア再生の使い勝手といったインプレッションに加えて、最新納期情報もお届けしていきたいと思います。

過去のブログでもお伝えの通り、エクストレイル(T33)は2022年10月末時点で受注一旦停止となり、部品不足や半導体不足の影響を受けて1年以上の長納期モデルとなっています。

日産はもちろんのこと、トヨタやレクサス、ホンダなども「買いたくてもすぐに買えない新車・新型車」も非常に多くある一方、大手中古車サイトでは新車価格よりも高く販売されているのも「何だかなぁ」と思う部分はあります。


新型エクストレイルの音声操作(ガイダンス)はレスポンス良く賢い

まずは新型エクストレイル(T33)の音声操作(上の画像の赤丸部分)についてインプレッションしていきましょう。

走行中でも、目的地設定や特定のアーティスト・曲名といったオーディオ設定を音声にて操作できるものですが、これのレスポンスが中々に良く、「音声を認識できませんでした」といったミスがほとんど無いのは有難いところ。

特に読み方がちょっと特殊なアーティスト名(例:GReeeeNなど)でも、「グリーンの〇〇をかけて」と音声で指示すると、その曲名をしっかりとチョイスしてくれるのでストレスを感じないんですね。

この音声操作については、トヨタの音声ガイド・エージェント+だと識別することが難しく、私が「グリーンの〇〇をかけて」と何度も音声操作しても、「もう少し声のトーンを高くしておしゃべりください」「認識できませんでした」「〇〇へと案内します」など、全く反応してくれないところを見ると、この辺りの操作系は日産の方が何枚も上手なのかもしれませんね(トヨタは新機能に力を入れ過ぎて、機能性や質がおざなりになっている)。

おそらく日産の場合は、「グリーン(GReeeeN)」と「曲名」で直接的にリンクするものを上手く吸い上げているのだと思いますが、私が所有するトヨタ新型ヴォクシー/シエンタ/レクサス新型NX/LX600でも同様の音声操作で試してみましたが、「アーティスト名」と「曲名」のどちらかが誤っていたら「認識できませんでした」との回答でした。

とりあえず一つ言えるのは、トヨタの音声操作では「音声データは入っていても、一部の特殊なアーティスト名だと選曲できないものがある」ということなのかもしれません。

曲名リストに複数のアイコン(ジャケット)が表示されるのは地味にありがたい

音声操作による曲名選択に絡めてではありますが、ナビゲーションディスプレイにて曲を選択する際、上の画像のように曲名だけでなく複数のジャケット(アイコン)も表示してくれる演出は嬉しいポイント。

曲名だけだと「誰の曲だったっけ?」となるところですが、左側にジャケットがあると「あ~〇〇(アーティスト名)の曲だったな」と思い出せるので、こういったさりげないサポートはグッドだと思います。

行先指定もストレスなくスムーズにピックアップしてくれる

そして、音声操作による目的地・行先指定ですが、こちらも「〇〇(目的地)に行きたい」や「近くのカフェに行きたい」「近くのセルフガソリンスタンドに行きたい」と指示すると、希望の施設名をリストにしてピックアップしてくれるのもありがたいところで、「もう一度しゃべってください」といったやり直しがほとんど無いのが一番のポイントかもしれません。

音声操作はどんどん活用していくことで学習していくケースもありますが、エクストレイルe-POWER(T33)の音声操作に関しては、そういった事前学習が無くてもスムーズに反応してくれて、瞬時にリストアップしてくれるのは魅力的なところだと思います。

2ページ目:新型エクストレイルe-POWER(T33)の納期で気になるポイントが…?