トヨタが2023年2月「4回目」となる工場出荷目途一覧を更新!ヤリスやライズが遅れ傾向に…新型プリウス/シエンタ/ノア/ヴォクシーの一部グレードも?

トヨタディーラーにて得られた最新納期情報をチェックしていこう

先程はトヨタ公式ホームページの工場出荷目途一覧をご紹介しましたが、ここからは私がいつもお世話になっているトヨタディーラーにて取材した際の、2023年3月3日時点での最新納期情報をお届けしたいと思います。

新型プリウスの受注は好調!既にZグレードは2024年7月以降に

まずは2023年1月10日に発売されたフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)ですが、こちらは推奨グレードZの納期が2024年7月以降(1年4か月以上)となり、更にパノラマルーフ付きになると同年9月以降に延びるとのこと。

2024年からは生産枠も増えるとの情報もありますが、既に2023年の枠は埋まっているとのことですし、年内の納期が大幅に短縮されるといったことは無いのかもしれません。

えっ、新型シエンタのハイブリッドは「35B」「38E」のオプションを設定すると2023年内の納車が難しい?

今回の取材でちょっと驚きだったのは新型シエンタ。

ハイブリッドモデルのメーカーオプションコード35Bコードと、38Eコードを装着した場合の納期が2024年1月以降にまで延びているとのこと。

ちなみに35Bとは「ETC2.0車載器」のメーカーオプションのことで、38Eは「トヨタチームメイト・アドバンスドパーク」を指しますが、何れも他の主要モデルでも長納期の要因となっています。

ただ35Bに関しては、ETC2.0ではなくETC1.0のディーラーオプションにダウングレードすることも可能で、オプション費用としては数千円ほどアップしてしまうものの、納期優先で検討されている方は、一度トヨタディーラーにて相談してみるのもありかもしれません。


新型ノア/ヴォクシーは相変わらず「38C」のメーカーオプションが長納期の原因に

最後は、2022年1月に発売されて1年以上が経過した新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)。

このモデルも、ノア/ヴォクシー含めてトータル13万台以上の新車登録・販売が完了していますが、未だハイブリッドモデルの納期は8か月以上で、更に38Cコードのメーカーオプション付きになると2024年7月以降にまで延びています。

ちなみに38Cコードとは、「トヨタチームメイト・アドバンストパークとパノラミックビューモニター[PVM](床下透過表示機能付き)」のセットオプションで、これらのオプションは2022年夏頃から部品不足と半導体不足で悩まされてきましたが、今後販売されるであろう新型アルファード/ヴェルファイアにも採用される装備ですから、おそらく発売直後からフルオプションに関しては「1年以上」ということも考えられるかもしれませんね。

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