フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)が納車されて3か月が経過!「レクサス超えた」という声もあるが実際はどうなの?
何をもって「レクサスを超えた!」と判断するかは難しいが…
2022年12月に私に納車されて3か月が経過した日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)Gグレード[2WD]。
走行距離はまだ1,000kmも走られていませんが、今回は実際に普段使いなどしてみて、カーメディアやYouTubeなどでも見られる「新型エクストレイルはレクサス超えた!」という表現が適しているのかレビューしていきたいと思います。
この「レクサスを超えた!」という表現については、主にデザインや素材(質感?)に主眼を置いているのか、内装のレイアウト?、走行性能?、乗り心地?など、色々とチェックしていきたいポイントは多いものの、まずは乗り心地や走行性能からレビューしていきましょう。
エクストレイルe-POWER(T33)はどちらかというとコンフォート寄り
早速、新型エクストレイルe-POWER(T33)Gグレードの乗り心地について見ていきましょう。
エクストレイルの乗り心地は、個人的な印象としてはコンフォート寄り。
いわゆる足回りがカタメでスポーティだとか、「ガッチリしている」という印象ではなく、走行時の振動や揺れをできるだけ小さくすることで、車内の快適性を考慮しているようなイメージ。
これはあくまでも私がこれまで乗ってきた車種との比較になりますが、近しいサイズ感で競合モデルになるであろうトヨタ新型ハリアー(Toyota New Harrier)と比較すると、サスペンションのストロークの長さに加えて揺れが大きく感じるのはエクストレイル。
乗る人によって感じ方は様々なので、あくまでも参考程度の情報になってしまいますが、(素人意見ながらも)エクストレイルは、もう少しサスペンションの根幹をなすショックアブソーバーの減衰力を調整すると、より乗り心地は良くなると考えていますし、どこか宙に浮いたかのような違和感は解消されるかもしれません。
競合モデル?になるであろうレクサス新型NXと比較すると?
そうなると、今度はレクサスとの比較はどうなるのか?という点ですが、競合モデルは新型NXが濃厚。
丁度良い比較対象として、NX350h F SPORT[2WD]を所有する身からすると、サイズ感を除いて乗り心地は全くの別物。
同じワインディングロードをエクストレイルとNX350h F SPORTで乗り比べてのインプレッション記事も公開していますので、少しでも参考になりましたら幸いです。
NX350h F SPORTはスポーティでカタメながらも、シートに伝わってくる振動や突き上げはほぼほぼ抑えられているため、この点は開発費をかけて上手く作られた車という印象で、エクストレイルとはコンセプトが異なるところ。
結局は、スポーティでカタメな乗り心地を好んでNXを選択するか、そこまでカタさは求めず、コンフォート寄りの乗り心地を求めるかによってユーザーの評価は大きく変わると思うので、「レクサス超えた!」と言い切るのは難しいところ。