フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)でワインディングへ!2WDのキビキビした楽しい走りながらも、実燃費はカタログ超えの21km/Lに

ワインディングとはいえ、下道での中距離移動だと前輪駆動[2WD]モデルは中々の低燃費だった

2022年12月に私に納車されて1か月以上が経過している日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)。

納車後に大雪などの関係で距離は伸びていませんでしたが、2月上旬に入ってから比較的天候も落ち着いてきたのでワインディングロードへ。

前回のブログでは、ホンダ新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)やレクサス新型NX350h F SPORTにてワインディングを走らせたことをお伝えしましたが、今回レクサスNXとの比較も兼ねてエクストレイルでのワインディング走行を行ったところ、色々と勉強になることも多かったように感じます。

まずは、新型エクストレイルe-POWER(T33)にてワインディングを走らせての感想・レポート、メーター情報や実燃費などを簡単にまとめていきたいと思います。


前輪駆動(2WD)モデルの走りはどうだ?

今回新型エクストレイルe-POWER(T33)の走りで最も気になっていた前輪駆動[2WD]の走りについてですが、敢えて雪道やオフロードではなく、ワインディングなどのオンロードでのコーナリングや走りに注目。

まず上り下りでのコーナリングにおいてですが、こちらはレクサス新型NX350h F SPORT[2WD]との比較にはなってしまうものの、少し重心位置が高めだからなのか、まるでセダンやクーペのような切れ味鋭いコーナリングではなく、ほんの少しだけ外側に膨らむな走りになるということ(タイヤの影響もある?)。

とはいえ、それはあくまでも中速域以上でのコーナリングの場合であり、周りの流れに合わせながらのゆったりとしたコーナリングであればステアリングの入力に対して忠実に曲がってくれるので、個人的には不満に感じるポイントはほとんど無し。

e-POWERシステムに慣れるのは少し時間がかかるが、ワインディングではとにかく不思議な感覚

まだまだ私自身、e-POWERシステムに慣れていないこともありますが、ワインディングの上りでアクセルを踏み込んだとき、それに合わせてエンジンが吹きあがるような高揚感が無く、しかしEV走行による力強い走りがあるために、加速とエンジンの静かさのギャップに少し困惑する部分があり、「気持ち良く走る」というよりも「何だか不思議な感覚で走る」という印象の方が強め。

しかも前輪駆動[2WD]モデルですから、後輪に(リヤ)モーターを搭載しているわけではないため、あくまでもフロントモーターメインでの駆動になります。

とはいえ、排気量1.5L 直列3気筒VCターボのハイペースな発電効率のお陰で、上りが続き、バッテリーを消費しやすいようなシチュエーションにおいても、途中モーターのトルクや出力にバラつきが感じたり、パワー不足に感じるようなシーンは無かったのも重要ポイントの一つ。

ちなみにアクセルを踏み込んで上りを加速していく瞬間は、まるでワープしているかのような感覚にもなり、このあたりの加速感とシートへと押し付けられるようなGの強さは、リーフ(Leaf)までは行かないにしても、ピュアEVのような力強さを感じられるのはユニークかもしれませんね。

車体の揺れはほぼほぼ感じられない

反対に下りに関しては、基本的にアクセルONする機会が少なく、STANDARDモードの少し弱めな回生ブレーキだけで十分通過できますし、ロールとピッチの揺れが少ないからなのか、次々迫って来るコーナリングにおいても、車体並びに運転する姿勢が崩れないので安心感も高かったように感じます。

2ページ目:新型エクストレイルe-POWER(T33)のメーターデザインや実燃費情報は?