フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)のアダプティブクルーズコントロール(ACC)の使い勝手は?高速道路&ACC走行だと燃費15km/L以上と優秀だった件

ホンダ新型シビックタイプR(FL5)のアダプティブクルーズコントロール[ACC]の使い勝手は?

続いて、ホンダ新型シビックタイプR(FL5)にてアダプティブクルーズコントロール[ACC]を活用してみてのインプレッションもご紹介。

加速・減速のナチュラルさ、そして両サイドの白線を認識しての中央寄りは優秀ですが、ちょっとRがかかるようなカーブになると、少しイン寄りで通過するのはユニーク。

他に所有するステップワゴンe:HEV SPADA PREMIUM LINEや、特別仕様車N-BOX Custom Lターボ・スタイル+ブラック(N-BOX Custom L Turbo STYLE+ BLACK)だと、中央に合わせる形でカーブを通過していきますが、このあたりはスポーツカーの特性を利用して意図的にプログラム設定しているのかは不明。

そして法定速度70km/hに対し、基本的に5速固定でACC設定していましたが、意図的にシフト変換(5速→4速)したりするとACCが解除されますし、前方車両との車間距離が近くなると、エンブレによる減速ではなくブレーキランプを点灯させるフットブレーキが非常に多く、しかもそのブレーキが結構強めなんですね。

シビックタイプR(FL5)でACCを活用する場合は、道が空いているときがおススメ

そのため、ある程度混雑しているような高速道路(特に片側1車線の場合)だと、ACCを活用するよりも自身の運転で操作したほうが、変にフットブレーキを多用せずナチュラルに操作できるかもしれません(その方がシフトダウン時による減速がナチュラルで、車内の揺れやショックも少ない)。

あとはACCでの追い越しですが、前方車両が追い越し車線(右側)から走行車線(左側)に移動している間に加速するのではなく、完全に走行車線に移動して初めて加速するため、ドライバーが意図する加速とのギャップ(テンポが遅れている)が感じられました。

加速した瞬間のフィーリングはとても気持ち良いですが、今回のインプレッションで感じたのは、シビックタイプR(FL5)のACCは左車線を優雅に長く走行したい場合に活用し、少し混雑してきたり、ちょっとした追い越しが必要になった場合は自身で操作したほうが楽しくストレスを感じにくいかと思われます。


高速道路+下道にて走らせての新型シビックタイプR(FL5)の実燃費は?

続いては、高速道路を活用してのシビックタイプRの実燃費を見ていきましょう。

上の画像は、ホンダオーナーズアプリHonda Total Careにある「ドライブノート」から抽出したものになります。

[往路]
走行距離:39.7km
平均燃費:12.5km/L
ガソリン消費量:3.2L
走行時間:52分


[復路①]
走行距離:29.8km
平均燃費:15.6km/L
ガソリン消費量:1.9L
走行時間:29分

[復路②]
走行距離:10.0km
平均燃費:11.8km/L
ガソリン消費量:0.8L
走行時間:15分

上の画像にもある通り、往路はコールドスタート&渋滞時の下道&高速道路(ACCメイン)という条件ですが、平均燃費は12.5km/Lとかなり優秀。

そして復路①は、ほぼ高速道路(ACCメイン)という条件なので、ストップ&ゴーも無く平均燃費は15.6km/LとWLTC高速道路モード以上の低燃費。

復路②は下道メインとなるものの、そこまで渋滞していなかったからなのか、11.8km/Lとこれまた優れた燃費性能となっています。

シビックタイプR(FL5)のちょっと気になるところ?(不満ではない)

最後はシビックタイプR(FL5)のちょっと気になるポイントだけご紹介。

まず標準装備のセンターアームレストですが、位置がかなり低い関係で高速道路などのクルージング時はほぼ活用することは無し。

個人的にはもう少し高くても良かったかな_と思ったり。

最後はメーター情報。

不満というわけではありませんが、「儚くも永久のカナシ」という曲名に対し「儚くも永久のカナ」とちょっと惜しいところで切れてしまいました(せっかくアルバムジャケットも表示されているのに勿体感がある)。

先程はR+でのメディア再生情報でしたが、COMFORT/SPORTでも最後の一文字が表示されないのは、もうちょっと頑張って欲しかったところです。

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